旅日記:長崎1日目

旅中なので、何となく更新再開してみます。
富士見でのハムレットが終わり、今は長崎に居ます。

昨日は北九州にいました。
北九州では、市原君の市民劇を見て、そのあと「冬の盆」の枝北の方々と飲んだり、市原君たちと飲んだりしていました。
やっぱり北九州は良いなぁ。枝北は、もう故郷。

市原君の市民劇は素晴らしかった。
まぁ全国見てもこれが作れる人はほとんど居ないだろうな。
アーティストの力で市民が輝く、とかはもう古いと思う。
そんなことあたり前だから。アーティストがいないと輝かないんだったらあんまり意味ない。アーティストは居なくなる前提だから。
市民の力で市民は輝くんだろう。アーティストは、市民の持ってる輝きを捉えるだけ。
いや、ほんと素晴らしかった。この公演を作ったのが区というのも素晴らしいと思う。
北九州市は高齢化が政令指定都市でぶっちぎりの全国一位。その中で八幡東区がぶっちぎり。日本の未来の土地です。これから日本中がこの土地の真似をしてくれたら良いんだけどなぁ。彼らが選んだのが演劇、人間。そこに居る人間で地域活性って良いと思います。

長崎では、今年度かけてやっていた戯曲講座の発表会をつくります。
23日の土曜日に発表会。リーディングと公演の間くらいな感じ、というか、まぁリーディングというか、テキストを読むということ自体も考えながら作りたいなと。

戯曲講座自体は、戯曲、というものの考え方含め、色々なテキストを作ってもらった。
戯曲もあり、小説もあり、現代詩もあり、歌詞もあり、落語もあり、ただ、長崎という場所に住んでいることとか、今居ることとか、これから居なくなることとか、その辺りに触れながら作ってもらいました。

発表会は、リーディングとは言わずに、ショーケース公演という名目。
まぁ、その辺りは色々画策して、そうなりました。
戯曲講座の参加者とは別に、出演者を募っての公演です。
で、今日が出演者との初顔合わせ。
ゲームとワークショップとちょっとテキストと、バタバタっと。
本番までバタバタっと駆け抜けるでしょう。

地域の市民参加で、一週間で本番、というのは、なかなかシビれるスケジュールではありますが、さすがは長崎、参加者のレベルが高い。
F'sカンパニーの俳優さんも参加してくれて、心強い限り。

地域から言葉を作るという戯曲講座から、地域の言葉を発するというところへシフトするわけです。
ローカルはグローバルで、パーソナルはパブリックということは相変わらず念頭に置きながらやっていきます。
テキストが生まれたこと、そしてそれを声に出すこと、ということ自体を作品として作りたい。

しかし、上演時間は1時間半に納めなきゃいけないんだけども、戯曲全部やると2時間はかかるんだよなー。どうするんだろうなー。
色々楽しみですね。

ちなみに土曜日に長崎で公演終わって日曜日から青森に1週間行きます。

それくらいの間は更新しようと思います。