再開(2024)

7年くらい放っておきましたが、こちらのブログを再開してみようと思います。

ワークショップについてもまた改めて書こうとは思いますが、日々の日記的なものを記していこうかなと思います。

XやFBもやっていますが、SNSは生存確認と活動インフォメーションに使うくらいなもので、日々何をして過ごしているのか、まぁ具体的に何の仕事を日々しているのかを把握しているのが自分以外に誰もいないというのが、まぁそれがフリーランスなのですが、近しい人たちにも全く知られていないので、といってもいちいちお知らせする必要もないんですが、ひとまず記録として書いておこうかなというくらいのことで、いつまで続くかわかりませんが、試験的に再開してみます。

 

2024年1月

仕事始めは1月4日、昨年から続くSPAC『伊豆の踊子』の浜北公演の劇場下見でした。

伊豆の踊子』は昨年8月から静岡での稽古が始まり、10月2日に初日、ツアー千秋楽が2月29日という、かなりのロングスパンの公演。

 

静岡より西の方は浜北公演(2/10)へ!

静岡より東の方は沼津公演(2/25)へ!

 

spac.or.jp

作品についてはまた改めてどこかで書きたいと思いますが、これまでの演出家としてのキャリアでも重要な作品になっていると思います。

SPACでの作品は、げきとも公演という中高生鑑賞事業があり、静岡県内の中高生に見てもらえるのが特徴で、土日に一般公演もしますが、げきとも公演の方がステージ数、観客数も桁違いに多く、何千人という子どもたちに見てもらうという責任もかなりあるわけです。

個人的には、初めて演劇を観る人に観てほしいと、富士見であったり、いろんな劇場で活動してきたので願ったり叶ったりの環境ではあり、そして今回の『伊豆の踊子』に関しては、かなり中高生たちの反応が良く、鑑賞事業で見た後に「もう一回ご招待券」が配られるのだが、その招待券を利用してもう一度親や友達を連れて観にきてくれる中高生もたくさんいて、とても幸せな公演を続けさせてもらっています。感謝です。

 

修善寺の中高生公演でお座敷のラップのシーンでハンズアップする生徒たち)

 

浜北公演は2/8、9がげきとも公演、10が一般公演、そして13、14、15が再びげきとも公演。

一般公演は200人くらいは観にきてくれたら嬉しいなぁ。

そして浜北でも中高生は数千人観てもらえる。一回で中高生700人弱のステージもある。アガるぜ。

 

 

1月5日に岡山へ。

昨年オープンした岡山芸術創造劇場ハレノワで、こどものあそびばの企画を昨年からやらせてもらっています。

これはキラリふじみで立ち上げた「こどもステーション☆キラリ」のフォーマットを移植する形で、自分と田上くんと白神さんと、キラリふじみ歴代芸術監督が毎月順番にファシリテーターをしていて、ある意味かなり贅沢(笑)です。

 

無事に終えて、次の日の準備というか、仕込み。

翌日は別のプロジェクトで、岡山在住の外国人向けのプログラム。

留学生や外国人の方にヒアリングをする中、岡山で楽しいことを劇場で彼らに提供できないかということで、カラオケパーティーを開いてみた。

 

1月6日は朝から照明、音響の仕込みと、カラオケの仕込み。

外国の方へのヒアリングで、申し込みというのがハードルがあるということで、

今日のパーティーは申し込み不要。

ということで、何人来るか、わからない(笑)。

 

そして1月7日当日、結果二十数名きてもらえて、途中コミュニケーションゲームなども挟み、楽しく過ごしてもらえたようです。

今後も、外国人の方と楽しむためのパーティーを企画していく予定です。

社会包摂プログラムとしてのパーティーの可能性、かなりありそうです。

来てくれた人たちでで出し物や企画も考えていけたらかなり楽しいなぁ。

 

 

うーん、これ1日ごとに書いてるとなかなか大変だな、、、既にパーティーのこと書いてからこの段落を書くまでに数日が経ってしまった、、、

ちなみに岡山から京都に移動して、1/8、9は地域創造のリージョナルシアターで、ロームシアター京都の高齢者向けアウトリーチ企画のお手伝い。

 

地域創造のリージョナルシアターというのはこういう事業です。

リージョナルシアター事業 - 一般財団法人 地域創造

地域創造=全国の公共ホールを支援する財団

○リージョナルシアター=全国の公共ホールのアウトリーチ事業の立ち上げや実施を支援する事業

○私=申し込み団体と事業を計画し実施するアーティスト

 

てな感じで、かれこれ10年以上続けさせていただいておりまして、今年度はロームシアター京都の担当になり、高齢者向けのプログラムを実施しました。

 

今回は8月と1月に、地域の交流の場となっているともつくさんの集まりでのワークショップや、社会福祉センターでの演劇講座など、高齢者と一言では括れない、さまざまな方とワークショップをしました。

www.tomotsuku.net

 

誰が対象でも同じですが、例えば演劇をやりたいと集まった人に演劇を手渡す場合もあれば、地域の集いのなかに演劇の時間を潜り込ませるということもあり、今回はその両方を色々駆使しながらできたかなとは思います。

京都にロームシアターがあってよかったなと思ってもらえたら何よりです。

 

1/9、10は京都でアマノウズメ企画のプレ稽古とリサーチとワークショップ。

https://www.amanouzume.website/

岩戸山地区で祇園祭の始まる7月頭にパフォーマンスを作って上演します。

昨年7月にもリサーチで宵山を見たりもしましたが、今回のリサーチでこんなものも発見。山鉾こんなにたくさんあったのか、、、しかし歴史が深い、、、応仁の乱の時は流石に祭りが中止になったとか、、、

祇園祭自体も去年から完全復活してめでたい限りです。

疫病退散のお祭りですからね。

京都には6月下旬から滞在予定です。

 

そして京都から久々に埼玉の自宅に戻り、東京で打ち合わせをしたり、SPACへ『ばらの騎士』を見に行ったり。

spac.or.jp

ばらの騎士』面白かったー。

自分が演出させてもらっている『伊豆の踊子』、石神夏希さんが演出した『お艶の恋』、そしてこの『ばらの騎士』とSPACのこの秋→春のシーズンプログラムで、全然違う演出家の作品なんだけど、やはりそれを支えている俳優たちというのがSPACを担保しているし、でも演出家が変わるといろんな側面が出てくるし、青年団演出部で演出をしていた時も同じような面白さがあったなぁと改めて劇場や劇団のプログラム作りの面白さも堪能。

ばらの騎士』は特に俳優たちの楽しんでいる感じが作品ともあっていて、これは演出の宮城さん、寺内さんのお二人と俳優たちのSPACメンバー同士という関係がないとなかなか出て来ないんじゃないかなぁ、あとムーバーとスピーカーに分かれない普通のセリフ劇(笑)をやった時のSPACの俳優さんたちの上手さも堪能。げきとも公演も楽しそうだなぁ。

アーティストトークで宮城さんが、演劇の古典の多くは男性が書いていて、俳優も男性が多く、登場人物も男性がメインで女性の役はあまり深掘りされず単純な描かれ方をしていることが多いが、オペラは女性歌手のために書かれることも多く今オペラを演劇化して上演する理由の一つに女性の描かれ方があるという内容のことをおっしゃっていて、なるほど。今回男性の役を女性の俳優が演じているのも、もともとのオペラではその役も女性歌手のために書かれていたということで、なるほど。

シェイクスピアとかほんと酷いからなぁ、、、

 

観劇後は『伊豆の踊子』メンバーでの新年会!新年会なんて何年ぶりだろう、、、

皆さんのお顔が見られて嬉しい限りです。

 

そして、やります!

2/18日15時〜河津桜まつりにてSPAC一座による『伊豆踊子』パフォーマンス!!!

https://www.kawazu-onsen.com/files/images/pdf/kawazu_sakura_festival2.pdf

野外です!もうフェスだろ!2月だけど!

ご当地でのスピンオフ企画!!!ぜひ遊びに来てください!!!

 

とりあえずこんなとこで、ブログ再開しました!