一旦ルーマニアのことを。

6月に下書きしたのですが、放置してしまってとりあえずルーマニアのことを駆け足で。

 

下書きした分ーーーーーーー

 

ルーマニアのクライオヴァという街に行きました。

あ、東京デスロック『Anti Human EducationⅥ 〜トイレを巡る修学旅行〜』も無事に終わりました。

ご参加いただいた皆様ありがとうございました。

 

 

実は2021年にとある国際スポーツイベント関連の企画でヴィヴィアン佐藤さんのヘッドドレスワークショップを開催する予定だったのが、そのイベントが無観客になってしまったのでワークショップも無観客(!?)でやることになり、ドキュメントを残すだけになってしまったこともあり、今回は時間短めのミニワークショップでしたが、ヘッドドレス作りもできて大満足でした。

 

www.youtube.com

 

んで、ルーマニアに来てるのですが、インターナショナルシェイクスピアフェスティバルを観に来ています。一応仕事です。

なぜかクライオヴァに行くならクライオヴァの空港だろうと航空券を手配したら謎の乗り継ぎになってしまい、33時間かけて羽田ー上海ーロンドンーミラノークライオヴァへと辿り着きました。

途中ミラノで9時間のトランジットがあったので、駆け足ミラの観光もしてきました。

羽田でセブンイレブン食べ納め。

 

海浦東空港。初中国入国。

3時間のトランジット。とりあえずビール。

 

この空港のWi-Fi、空港のホームページしか見れず。

そうだった、自由なインターネットのない国だった。

 

ということで、やること無さすぎて、さらにビール。

 

上海ーロンドン便が1時間遅れると聞いていて、そうなるとロンドンでの乗り継ぎ2時間半のところが1時間半になり、ちょっと厳しいなと、半分諦めかけてたのだが、結局予定通りに飛んでくれて助かった。

無事12時間のフライトを経てロンドン着。

こちらも初イギリス。

ヘロヘロです。

無事にLCCでミラノへ。

無事到着、初イタリア!今回初めて行く国ばっかり!

友人平野氏に教えてもらった初めてのミラノおすすめコースで駆け足観光!

 

まずマルペンサ空港からバスでミラノ中央駅へ。

なぜ今自分がこんなところにいるんだろう、用もないのにミラノにいる、、、

地下鉄でドゥオーモ駅へ向かう。

 

無事に切符も買えた。けどクレジットカードでそのままスイカみたいに乗れるようで、この後は全部クレカで乗りました。

 

ドゥオーモ!!!今回は駆け足観光なのでとりあえず外見だけ。

笑っちゃうくらい観光客で広場が埋まってました。

 

そして周辺を観光。

路地入るだけで楽しいですね。

もう道歩いてるだけで観光ですね。

 

路地にあった教会に入ってみても、まぁ素晴らしい。

また来ます、今度はもっとちゃんと調べたりして観光します。

ミラノ、全く興味のなかった街で、ホントすいません。

サッカーとか好きだったらまた違うんだろうなぁ。

でもイタリア料理は好きです。ガチめのイタリアンでも働いてたし。

やっぱミラノのピザはフカフカで美味しい。

あとは興味のあるところを巡る。

 

さすがにエスプレッソも飲む。bono!

 

夕方から突然の雷雨。駅で傘売りまくり。

 

空港行きのバスも長蛇の列で(雷雨は関係ない?)、チケット買ったのに乗れない人続出で運転手とめっちゃ揉めてた。

2台待って無理かなと思ってたら、運転席の横の助手席に乗せてもらえました。

バスで無事ベルガモ空港へ。

初めての国で一人で別空港に移動もなんとか無事に成功。

これでも羽田から東京で観光して成田に移動だったと考えると東京は空港へのアクセス相当悪いよなぁ。

無事ベルガモ空港へ。空港はまぁ都市部であればどの国もあんま変わらない。

 

空港価格とはいえ、このピザの切れ端みたいなの、9.7ユーロです。

今1ユーロ170円ですから1649円ですって。これが現実です。


ミラノークライオヴァ便も結構混んでた。

搭乗口でパスポートチェックのお姉さんが、オージャパニーズと珍しがってた。

確かにこの便に日本人が乗るのはかなりレアだろう。

 

いざクライオヴァへ!

 

2時間弱であっさり到着。


ーーーーーーここまで

まだクライオヴァについてなかったか、、、

クライオヴァは素敵な街でした。

 

スペースがあれば絵が描いてある。

 

 

ヨーロッパの古い教会は良いですね。

 


肝心のフェスティバルですが、ここがメイン会場。ナショナルシアター。

ロビーには過去の上演のパネル展示(逆光、、、)。

シェイクスピアさんもいました。

 

唐組の「オフィーリア」

りゅーとぴあの「リア王

写っている河内大和さんのカンパニーが先週フェスティバルで上演していて、フェスティバルスタッフからもとても評判が良かったです。

 

とにかく町中の劇場やスペースで、シェイクスピア演目を2週間で300公演、だそうです。

 

メイン会場の他には、牧場につくった野外劇場がとても良かった。

椅子が藁です藁。

イギリスの劇団の「お気に召すまま」を見ました。午前中でお客さんもほぼ身内。

楽しかったー。

 

野外でやると、かなり周りの環境の情報が多いので、シェイクスピアのセリフくらい長く朗々と語るセリフじゃ無いと、舞台に惹きつけられないということがなるほどよくわかりました。

今更ですが、ギリシャ演劇にしても、シェイクスピアにしても、外で上演していた頃の戯曲は、その上演の環境が文体に直結してる。それを室内でやろうとすればそりゃ齟齬生まれるよなぁ。

 

あとはフランスのカンパニーのダンス版?「ロミオとジュリエット」とイギリスの劇団の精神病患者をモチーフにした「真夏の夜の夢」、あとなぜかアカペラトリオのコンサートを観ました(シェイクスピア関係ない)。

 

アートスペースで、プルカレーテさんの展示もしていました。ルーマニアですから。

 

そして、最終日に観たロベール・ルパージュ演出の「ハムレット」が最高に面白かった。ここ数年見た中でおそらくNo. 1。

出演者は全てバレエダンサーでセリフは一つもなく、それでもダンス作品ではなく、役を踊るバレエダンサーによる真っ当な演劇でした。

ダンスか演劇かの話をする時に、演劇は人間、ダンスは身体、演劇は人間の悲しみを表現できるが、ダンスは悲しみそのものになれる、と説明することがありますが、今回の「ハムレット」は、ダンスであくまで人間を表現していて、そしてそれができるのは日頃から役を踊っているバレエダンサーという、考えてみたら当たり前のことですが、あらためてバレエダンサーのポテンシャルにも気づく最高の体験でした。

手法に興奮したのはいつ以来だろう。初めてク・ナウカとかチェルフィッチュを見た時のような久々の興奮でした。

どこかで挑戦してみたい。ダンスを使った真っ当な演劇。

この「ハムレット」日本には来ないのかなぁ。

 

滞在中は、美術館行ったり、博物館行ったり、植物園行ったり、動物園行ったり、観光も楽しみました。

植物園のトイレ。ピクトグラム最高。

動物園はもちろん爬虫類館目的です。


基本的にはフェスティバルの視察だったんですが、肝心のディレクターとの打ち合わせが流れてしまって、まぁオンラインで打ち合わせしてるから良いっちゃ良いんですが、本当に演劇見て観光だけして終わるという、なんとも贅沢な滞在でした。

 

そして、帰路、朝4時にホテルを出て、ルーマニアーイギリスーオランダー中国ー日本と、またもや30時間越えの空の旅へ、、、

出国する時に、なんでクライオヴァからロンドン行きの早朝の便に日本人が?みたいなリアクションで、お前どっから来て何しに行くんだって聞かれたので、クライオヴァにはミラノから来たけど、これからロンドン、アムス、上海を経由して30時間以上かけて東京に帰るんだって言ったら、「Beautiful !」と笑顔で返され、無事出国。

まずはロンドンへ!トランジットは8時間!

行きは空港滞在だけだったので初めてロンドンに降り立りました!ちょっとミラノとはテンションが違います。あの人もあの人もあの人も住んでいたロンドン!

どこ見ても絵に描いたようなロンドン!まるでロンドンに来てるみたい!

さて、行きたいところだらけの上に空港も移動しなくてはならず、でも初めてのロンドン、ということで、イギリスで観光業をしている最強の友人に諸々調べてもらい、最強のルートで観光&空港移動することができました。

 

真っ先に行ったのは、そりゃあここです。

親子連れが中入って行ったので後ついて中にも入ってみたら、思いっきり関係者以外立ち入り禁止(写真撮ったエリアも)で、やんわりと注意されました。

さすが、警備員も感じ良い。

 

そしてこれ!めっちゃ嬉しい!高校生からの夢が叶いました、、、

周辺の写真撮ってたらアイルランド人の若者が声かけてくれて、お互いに撮り合って、お互い最高じゃん!と盛り上がってインスタ交換して別れました。

 

お次はジミヘンとヘンデルが住んでいたアパートへ。

しかしこの2人すごい組み合わせ、、、

 

まずはヘンデルエリア。

 

ヘンデルエリア、一番テンション上がったのはこれ。

 

そしてジミヘンエリア!


ジミヘンの部屋の窓から。


ジミヘンも昇降した階段の窓から。

 

堪能。


各部屋にスタッフがいるんだけど、「あなたはヘンデル派?ヘンドリクス派?」って聞かれて、おしゃれすぎるだろ!さすがロンドン!おしゃれExperience!

そして、ルーマニアの英語と、英国の英語、全く別物、、、早すぎる、、、全くついていけませんでした、、、そういえば英語ネイティブの国来るの初めてだった、、、


からのー

 


からのー!

 

しかし全品日本で買うのの半額ですわよ奥様。

 

店に滞在できる時間は15分のみ、しかしここには渡航直前に財布を無くしたリベンジを果たしに来ているのだった。

半額といえど即決で大奮発。めっちゃかわいい。


やったりました。

むしろこのための旅だった気がします(嘘)。

 

無事にルートン→ガトウィックへの空港移動も果たし、アムステルダムへ飛ぶ。

 

予定でしたが、、、飛行機乗り込んでから、全然離陸しない、、、予定時間を1時間超えても飛ばない、、、いやいやアムスの乗り継ぎ結構シビアなんだけど、、、アムス到着予定時間を過ぎてようやく離陸、アムスでの乗り継ぎ一時間無い、、、

 

アムス近辺の海上風力発電機、さすが風車の国。

 

アムスからの飛行機はウェブチェクインができずにどうしたものかと思ってたら空港内の乗り継ぎエリアでチェックイン機があり、空港内常にダッシュでなんとか上海行きに乗り込む。寿命縮んだ、、、

 

上海からは無事に東京に戻れました。

 

今回の旅程は、ルーマニアブカレスト行きではなくクライオヴァ直行便に乗ろうとした(ブカレストからクライオヴァまでは200キロ離れていて車で3時間以上、、、)ため、謎の4カ国経由になってしまって、諸々あってできるだけ安く抑える必要もあり、乗り継ぎ失敗は許されないハードコアな旅程だったのですが、全くお勧めしません。

乗り遅れの保険だけは入っておきましょう。

長々とありがとうございます。

 

次は、7月8月の二ヶ月で5演目公演というこれまでハードコアな日々を綴ろうと思います。

 

 

 

 

継続?

前回のエントリーから1ヶ月以上経ちましたね、、、何が継続だっつーの。

 

3月は年度末ってこともあり、年度末関係ないのも含め書き仕事が重なり、さすがにBlog更新してる場合じゃないだろということでしたが、まぁでもそんなこと言ってたらいつまで経っても更新できんだろ、っつーことでいつまで経っても更新できなかったわけですが、新年度も始まったことだし更新します。

 

3月まるっと抜けてるわけですが、SPAC『伊豆踊り子』のツアーも無事に終わり、ツアー先でも中高生鑑賞事業もあったりで、最大800人とかとんだ人気劇団ばりの動員(強制)を集め、どうやら全公演で1万人以上の人に観ていただけたそうです。

こんな現場をいただけて重ね重ねひたすら感謝です。

 

 

箕面メイプルホールでの『家族の景』も無事終わりました。

家族をテーマにした市民参加ワークショップの発表会ということで、日々のワークショップでは家族のあれこれ自分のあれこれを共有するとても貴重な時間を重ねました。

発表ではそんな家族にまつわるフリートークや家族の現在、20年後、40年後を描いた寸劇を発表しました。

今回もセリフを演出から渡すこともなく、プロットをみんなで考え、お互いフォローし合いながらの寸劇でした。これぞ演劇という現場になってくれたのではと思います。箕面の皆さんはコミュ力も高く=演劇作りも上手く、楽しみ方も心得ていて発表も素晴らしかったです。箕面の方の演劇力が年々上がっているのはホールの活動の賜物ですね。

箕面の皆さまありがとうございました。またお会いしましょう。

 

3月下旬はとにかくWordに文字を打ち込み続けつつ、地域創造のおんかつで福岡県那珂川市のミリカローデン那珂川にも行っておりました。

今回のアーティストはテノール歌手の西村悟さんで、いやー茨木の今田さんしかり、音楽の力すごかったー。

人の身体からこんな声出ますか、こんなに心打ちますか。

今回はこども園、児童館、公園に隣接する公民館、高校と4か所違うところにアウトリーチに行きましたが、対象に合わせてアーティストも上手くプログラムを構成してくれて、さすがでした。

あと、伴奏で来ていただいたピアニスト、編曲家の加藤紗耶香さんもすごかった。

この動画の「まちぼうけ」を今回も演奏してくれたんだけど、この伴奏メチャクチャかっこいい。

 

www.youtube.com

伴奏っていうと、ネガティブに言えば歌のバックであくまで脇役と思われるかもしれませんが、全然そんなことなく、ガチの歌とピアノのセッションで、その時の歌手に合わせて攻めたり引いたり、伴奏、奥深い、、、

本編のコンサートでも加藤さん編曲の山田耕筰メドレー最高でした。

 

もちろん西村さんはさすが、アンコールまでの2時間全く飽きさせず贅沢なコンサートでした。

せっかくなので西村さんの動画もう一つ貼っておこう。最高です。

www.youtube.com

 

しかしまぁ年度末は忙しいですね。忙しかったです。まぁ今も忙しいけど。

ただ3月末はキラリふじみダンスカフェについに関かおりPUNCTUMUNさんが来るということでかなり前から楽しみにしてました。

作品は劇場内回遊型で、劇場のどこに行っても身体があって、めちゃくちゃ贅沢な時間だったなぁ。

まだまだキラリふじみには遊びしろあるというのを見せてもらいました。

やっぱ新しいアーティストが来るといいなー。

 

 


作品の後のワークショップにも久々にがっつり参加して、心も体もホクホクな1日でした。息子のお尻だらけの世界でレバ刺しを頬張りながら過ごしました笑。

 

3/27には静岡のやどりぎ座で『伊豆の踊子』を振り返るトークイベントもやらせてもらいました。

前半部分はアーカイブも残っておりますのでご興味ある方はぜひ。

www.youtube.com

 

そしてマグロ専門店みなみさんのマグロ丼もいただきました。

いやー、参りました。

静岡にお越しの際はぜひ。

まぐろ専門店みなみ|静岡 焼津港・清水港・人宿町【店舗/通販】

 

 

まぁ3月は子供も春休みで家にいるので久々に遊んだりなんだりもできてなによりです。

んで、学校で将来なりたい職業の絵を描くみたいな授業で、ついに描いてきました。

 

ででーん!

 

俺と田上くんと白神と歴代の芸術監督と、あとオリザさんが初代芸術監督ということも把握してるので、身近で楽しそうな職業(劇作ったり、劇場で遊んだりする素敵な仕事!)であることは間違いない。

まぁ息子以外にもあと5、6人芸術監督目指す子供が出てきてくれるといいなぁ。

 

一応今の白神芸術監督が5代目で、だいたい一人2期6年やるとして計算すると、今息子は9歳なので、俺が就任した歳と同じ歳で考えると、33歳の時に10代目を狙うそうです。

ぜひ頑張ってほしい笑。

そんな息子もついに4年生、早っ!

多分全世界の親が思ってるだろうけど、子供の成長早っ!

久々に会った一個上のいとことの別れを惜しむ可愛い一枚をあげておこう。

まだまだ可愛い。

 


はい、宣伝です。

4月はまずこれ。

yokohama-nohgakudou.org

 

紅葉坂にある横浜能楽堂が改修に入り、その間ランドマークプラザの5階にOTABISHO横浜能楽堂がオープンするのですが、そのオープニングイベントで、なんと茂山千之丞さんと野村万之丞さんが同時に『三番三/三番叟』を踊るというなんとも贅沢なイベントがありまして、桜木町駅前から横浜の郷土芸能のパフォーマンスとお練りもありまして、そのあたり諸々の演出というか構成というか整理というかを仰せつかっております。

先日『三番三/三番叟』のお稽古も拝見しましたが、和泉流と大倉流がライブで同演目を同時上演というのは、実際見るとすごいです。

お互い違ったまま、一緒にいる、という、現代のダイバーシティの根幹に通じるものもあり、いやー、本番ぜひ見にきてください。見に来て全く損はさせません。

濱崎賢二くんにお願いしたイカした舞台美術もお楽しみに。

 

 

そして、また静岡に参ります!!!

4/17、18、19〜21とやどりぎ座でワークショップをやらせてもらいます!

静岡でのワークショップはおそらく2012年に「あなた自身のためのレッスン」を静岡市民文化会館で上演した時にやらせてもらった以来?12年ぶり?です。

4/17は教育現場などでも行われてるコミュニケーションワークショップです。

コミュニケーションを紐解くことは俳優さんの演技にも通じるので、教育、福祉関係や演劇関係の方ぜひ。

 

4/18は演出に特化したワークショップですが、演出家じゃなくてももちろんOK。演出するってなんだろうと興味ある方ぜひ。

 

4/19〜21はショーイング付きのクリエーションワークショップです。

今集まったメンバーでどんな作品を今作りたいかというところから作品を立ち上げるということをやりたいと思います。

 

全て演劇経験不問です!どうぞよろしくお願いします!

 

お申し込みはこちらから

やどりぎ座WORKSHOP

 

ショーイングのお申し込みはこちらか

多田淳之介WSショーイングのご予約

 

 

あと5月に東京デスロックの次回公演もあります!

バスの座席数の関係でチケット枚数が限られておりますのでご予約お早めに!

出演者などの詳細もまもなく出します!すごい楽しいことになります!

がんばります!おそらく今年は関東での作品上演はこれのみです!

100nengo-art-fes.jp

 

そんなこんなで4月、新年度、個人的には特に変わることはありませんが、粛々とやれることを日々やっていければと思います。

5月の本番が終わるまではバタバタしていることでしょう。

みなさまもどうぞ健康で。

 

 

継続

Blogってどれくらいの頻度で更新するものだったっけ?

ということを考え続けた1ヶ月でした(嘘)。

 

前回のエントリー(←っていうんだっけ?投稿?)の翌週くらいにも更新できる時間あったんだけど、更新早すぎない?(←早すぎない)、とか、あのメール返信してないのにBlog更新してる場合じゃないだろ(←正論)、とか、そういえばBlogってそういうものだったなぁ。

少なくとも仕事が山積してる時は更新できない、ので、あまり更新はできないかもしれない、、、あはははは、、、ぼちぼち継続していきます。

 

はい、気を取り直して、今は一瞬だけBlogの更新をしてても怒られなさそう(嘘)なので、一月下旬くらいから振り返ると、おそらく2010年くらいから続けている海城学園中学のワークショップがあり今年も無事に終了。

修学旅行で班行動の時に珍事件を捏造して写真を撮ってくるという宿題を出していて、その写真の1分前から1分後までを演劇にするというワークショップ。

同じプログラムで10年以上続いているワークショップも珍しい。大体2クラスくらいを受け持つんだけども他のクラスは別のアーティストが担当していて、以前柴幸男クラスでは修学旅行をラップにしてて発表がライブ化してたりとか、海城ははっきり言って超進学校なんですが、こういう経験の場、芸術を使ったコミュニケーション教育の現場が私立の進学校に集中しているという現実、格差は開くばかりですが、初期の頃の生徒はもう成人してるくらいなのでしっかり出世してもらってコミュニケーション教育の成果を発揮してもらいたいものです。演劇のワークショップ受けたことないと総理大臣にはなれないとか。いやまじで。

 

あと大阪の箕面市のメイプルホールでの「家族の景」というワークショップが始まりました。

3月まで12回のワークショップを重ねて発表会をします。

2年前にもメイプルホールでは「箕面の自画像」というワークショップ発表会をさせてもらいましたが、今回は「家族」がテーマです。

既に4回のワークショップを終えたところですが、発表会に向けた練習ではなく、一回一回のワークショップが色々なことを感じたり気づいたりする時間になればと思って進めています。

中学生からシニアまでの参加者の皆さんはとてもオープンで積極的に参加してくれていて、毎回自分も刺激をもらって楽しませてもらっています。

event.citylife-new.com

 

2月になり、河津桜まつりが始まったので、会場下見に行ってきました。

といっても舞台が組まれるのは前日とかなので、とりあえず場所の環境確認。

ここです(笑)。

桜は4分くらい既に咲いていて本番の2/18あたりが満開だそう。

 

んで、これです。対バンがひびのこずえさんのパフォーマンス。

下見を経て、舞台芸術公演の宿舎で翌日の稽古までに構成台本を作り、静岡芸術劇場のリハーサル室でとりあえず河津パフォーマンスの稽古。

俳優たちも12月の修善寺公演から1ヶ月空いて浜北公演を翌週に控えているというタイミングでまさかのスピンオフ企画の稽古なので、あまり本編に影響が出ないように気を付ける。

一旦今日の稽古のことは全部忘れて浜北公演終わったらまた思い出そう(笑)、と言ってなんとか無事最後まで当たり切る。現場で調整になることが多いが、まぁなんとか楽しんでもらえるのではないだろうか。

どれくらいお客さんいるんだろうなー、とにかく桜祭りのお客さんで土日は渋滞するそうなので、もし車で見にくるという方は時間に余裕を持って来てもらったほうが良いようです。

 

はい、2月になりまして、2月はどういうことか移動し続けることになってしまい、自宅には2回しか帰れないという、このBlogを書いているのも岡山から浜北に向かう新幹線なのですが、

2/1「伊豆の踊子」河津下見 @静岡

2「伊豆の踊子」河津版稽古 @静岡

3 「家族の景」ワークショップ @箕面

4 「家族の景」ワークショップ @箕面

5「伊豆の踊子」浜北公演稽古 @静岡

6 地域創造ステージラボ岡山セッション @岡山

7 地域創造ステージラボ岡山セッション @岡山

8 地域創造ステージラボ岡山セッション @岡山

9 地域創造ステージラボ岡山セッション @岡山

10 「伊豆の踊子」浜北一般公演 @浜北

ーー今ここーー

11 「伊豆の踊子」浜北休演日 @帰宅!

 

ちなみにステージラボというのは、

公立文化施設等の職員を対象とした、事業の企画制作、施設運営、地域との関わりなど、ホール、劇場等のソフト面の運営に欠くことのできない要素を体得するための研修事業です。「ラボ(実験室)」という名が示すとおり、ワークショップなどの体験型プログラムやグループ討論など講師と参加者の双方向のコミュニケーションを重視しています。
少人数ゼミ形式により実践的な内容に取り組む4日間の集中型の研修で、前期(7月頃)・後期(2月頃)の2回、各地の拠点となっている公立ホール・劇場で開催しています。セッションごとに複数のコースを開講し、入職したばかりの職員を対象としたホール入門コース、自主事業の企画作りに特化した自主事業コース、管理職やマネージャー職程度の職責をもつ方を対象とした公立ホール・劇場マネージャーコースなどがあります。」

www.jafra.or.jp

という事業で、今回自分はホール勤務2年未満の職員向けのホール入門コースのコーディネーターをやらせてもらいました。

入門編なので、まずはさまざまなワークショップ、レクチャーを体験しまくるところか始まり、10年後に自分の地域の事業を考えてもらう講座、ワークショップについてのミニレクチャー、振り返り、とまぁざっくり以下のようなプログラムを組んでみました。

 

1日目

・ガイダンス、自己紹介、演劇の手法を使ったコミュニケーションワークショップ体験

 

2日目

・古橋果林さんによる音楽ワークショップ (120分)

・植松侑子さんによるハラスメント防止のレクチャー(120分)

・岩渕貞太さんによるダンスワークショップ(120分)

・菅原直樹さんによる老いと演劇のワークショップ(120分)

 

3日目

・加賀田浩二さんと多田による、北九州芸術劇場富士見市民文化会館キラリふじみ、岡山芸術創造劇場ハレノワの事例から公共劇場のこれまでとこれからを考えるレクチャー(120分)

・佐藤拓道さんのたんぽぽの家の活動、障害のある人との芸術活動についてのレクチャー(120分)

・自分の地域の課題と向き合い、10年後の事業を考えてみる講座(290分)

 

4日目

・さらに色々な芸術の手法を使ったワークショップ事例紹介&体験、4日間の振り返りと抱負を語る(90分)

 

もりもりですね。もりだくさん。我ながら贅沢なプログラムでした(笑)。

どのワークショップも、訓練や達成や成果とは無関係で、その人がその場所にいることでさまざまな発見のあるワークショップで、改めてアーティストとアートの力に感動しました。植松さんのレクチャーも参加者にとても響くもので、ぜひさまざまなホールで開催してほしいものです。佐藤さんのレクチャーも、アーティストとして、当事者として、介助者としてさまざまな視点から実感を持って伝わるお話をしてもらえました。

講師できていただいた皆様ありがとうございました。

音楽やダンスのワークショップも久々に参加して楽しかったー、

 

入門コースは20名の参加者で、ということは全国20のホールの方が集まっているわけなんですが、地域ごとの違い、それぞれの個人としての思いの違いなどをシェアしながら、企画を考えるワークでは、自分のやりたいこと(WANT)を優先してもいけないし、地域の課題(NEED )だけをみていてもよくないので、やりたいことと地域課題を繋げて事業としてなにができるか(CAN)を考えるということをしてもらいました。

 

WANT  やりたいこと

NEED 必要なこと

CAN やれること

 

なんですが、主語がそれぞれ大切で

 

I WANT  私の やりたいこと

THEY NEED 地域に 必要なこと

WE CAN わしたちで やれること

 

つまり

 

I WANT  私の やりたいこと【手段】

THEY NEED 地域に 必要なこと【目的】

WE CAN わしたちで やれること【事業】

 

「I」に対して税金は投入できない、「THEY」だけ考えると自分が辛くなる、

I CANでもなく THEY CANでもなく、

I WANT を使ってTHEY NEEDに取り組み 

WE CAN を作っていきましょうと。

 

【手段】は色々ありますが、でも担当者のやりたい気持ちがないと、例えば音楽好きじゃないのになんとなく良いと聞いて音楽を使った事業してますとか絶対良くないので【I WANT】担当者の気持ちは大事にしてほしいところです。

 

という流れで面白い企画がたくさん生まれました(笑)

各地域での皆さんの活躍を願っております。

 

そんなこんなで岡山から「伊豆の踊子」浜北公演に合流。

演出家不在の中既に2ステージを終え、さすがSPACのスタッフと俳優です。

さぁ次はいつBlog更新できるかしら。

ざっと2月のスケジュールはこんな感じです(笑)。

 

11  静岡から帰宅 キラリで「幻想曲Ⅱ」観る

12  在宅 キラリで「幻想曲Ⅱ」観る

13 「伊豆の踊子」浜北中高生鑑賞公演 @浜北

14  「伊豆の踊子」浜北中高生鑑賞公演 @浜北

15 「伊豆の踊子」浜北中高生鑑賞公演 @浜北

16  高松ワークショップラボ @高松

17  岡山シンポジウム @岡山

18 「伊豆の踊子」河津版本番 @河津町

19 帰宅

20  地域創造音楽活性化事業 @茨木

21  地域創造音楽活性化事業 @茨木

22  地域創造音楽活性化事業 @茨木

23  地域創造音楽活性化事業 @茨木

24  「家族の景」ワークショップ @箕面

25  「家族の景」ワークショップ @箕面

26  「伊豆の踊子」沼津中高生鑑賞公演 @沼津

27  「伊豆の踊子」沼津中高生鑑賞公演 @沼津

28  「伊豆の踊子」沼津中高生鑑賞公演 @沼津

29  「伊豆の踊子」沼津中高生鑑賞公演 @沼津

 

キラリふじみの「幻想曲Ⅱ」には息子が「何かをつくりたい人」で参加していて、準備して舞台の本番を迎えるのは初めてじゃないかな。

超楽しみです。

再開(2024)

7年くらい放っておきましたが、こちらのブログを再開してみようと思います。

ワークショップについてもまた改めて書こうとは思いますが、日々の日記的なものを記していこうかなと思います。

XやFBもやっていますが、SNSは生存確認と活動インフォメーションに使うくらいなもので、日々何をして過ごしているのか、まぁ具体的に何の仕事を日々しているのかを把握しているのが自分以外に誰もいないというのが、まぁそれがフリーランスなのですが、近しい人たちにも全く知られていないので、といってもいちいちお知らせする必要もないんですが、ひとまず記録として書いておこうかなというくらいのことで、いつまで続くかわかりませんが、試験的に再開してみます。

 

2024年1月

仕事始めは1月4日、昨年から続くSPAC『伊豆の踊子』の浜北公演の劇場下見でした。

伊豆の踊子』は昨年8月から静岡での稽古が始まり、10月2日に初日、ツアー千秋楽が2月29日という、かなりのロングスパンの公演。

 

静岡より西の方は浜北公演(2/10)へ!

静岡より東の方は沼津公演(2/25)へ!

 

spac.or.jp

作品についてはまた改めてどこかで書きたいと思いますが、これまでの演出家としてのキャリアでも重要な作品になっていると思います。

SPACでの作品は、げきとも公演という中高生鑑賞事業があり、静岡県内の中高生に見てもらえるのが特徴で、土日に一般公演もしますが、げきとも公演の方がステージ数、観客数も桁違いに多く、何千人という子どもたちに見てもらうという責任もかなりあるわけです。

個人的には、初めて演劇を観る人に観てほしいと、富士見であったり、いろんな劇場で活動してきたので願ったり叶ったりの環境ではあり、そして今回の『伊豆の踊子』に関しては、かなり中高生たちの反応が良く、鑑賞事業で見た後に「もう一回ご招待券」が配られるのだが、その招待券を利用してもう一度親や友達を連れて観にきてくれる中高生もたくさんいて、とても幸せな公演を続けさせてもらっています。感謝です。

 

修善寺の中高生公演でお座敷のラップのシーンでハンズアップする生徒たち)

 

浜北公演は2/8、9がげきとも公演、10が一般公演、そして13、14、15が再びげきとも公演。

一般公演は200人くらいは観にきてくれたら嬉しいなぁ。

そして浜北でも中高生は数千人観てもらえる。一回で中高生700人弱のステージもある。アガるぜ。

 

 

1月5日に岡山へ。

昨年オープンした岡山芸術創造劇場ハレノワで、こどものあそびばの企画を昨年からやらせてもらっています。

これはキラリふじみで立ち上げた「こどもステーション☆キラリ」のフォーマットを移植する形で、自分と田上くんと白神さんと、キラリふじみ歴代芸術監督が毎月順番にファシリテーターをしていて、ある意味かなり贅沢(笑)です。

 

無事に終えて、次の日の準備というか、仕込み。

翌日は別のプロジェクトで、岡山在住の外国人向けのプログラム。

留学生や外国人の方にヒアリングをする中、岡山で楽しいことを劇場で彼らに提供できないかということで、カラオケパーティーを開いてみた。

 

1月6日は朝から照明、音響の仕込みと、カラオケの仕込み。

外国の方へのヒアリングで、申し込みというのがハードルがあるということで、

今日のパーティーは申し込み不要。

ということで、何人来るか、わからない(笑)。

 

そして1月7日当日、結果二十数名きてもらえて、途中コミュニケーションゲームなども挟み、楽しく過ごしてもらえたようです。

今後も、外国人の方と楽しむためのパーティーを企画していく予定です。

社会包摂プログラムとしてのパーティーの可能性、かなりありそうです。

来てくれた人たちでで出し物や企画も考えていけたらかなり楽しいなぁ。

 

 

うーん、これ1日ごとに書いてるとなかなか大変だな、、、既にパーティーのこと書いてからこの段落を書くまでに数日が経ってしまった、、、

ちなみに岡山から京都に移動して、1/8、9は地域創造のリージョナルシアターで、ロームシアター京都の高齢者向けアウトリーチ企画のお手伝い。

 

地域創造のリージョナルシアターというのはこういう事業です。

リージョナルシアター事業 - 一般財団法人 地域創造

地域創造=全国の公共ホールを支援する財団

○リージョナルシアター=全国の公共ホールのアウトリーチ事業の立ち上げや実施を支援する事業

○私=申し込み団体と事業を計画し実施するアーティスト

 

てな感じで、かれこれ10年以上続けさせていただいておりまして、今年度はロームシアター京都の担当になり、高齢者向けのプログラムを実施しました。

 

今回は8月と1月に、地域の交流の場となっているともつくさんの集まりでのワークショップや、社会福祉センターでの演劇講座など、高齢者と一言では括れない、さまざまな方とワークショップをしました。

www.tomotsuku.net

 

誰が対象でも同じですが、例えば演劇をやりたいと集まった人に演劇を手渡す場合もあれば、地域の集いのなかに演劇の時間を潜り込ませるということもあり、今回はその両方を色々駆使しながらできたかなとは思います。

京都にロームシアターがあってよかったなと思ってもらえたら何よりです。

 

1/9、10は京都でアマノウズメ企画のプレ稽古とリサーチとワークショップ。

https://www.amanouzume.website/

岩戸山地区で祇園祭の始まる7月頭にパフォーマンスを作って上演します。

昨年7月にもリサーチで宵山を見たりもしましたが、今回のリサーチでこんなものも発見。山鉾こんなにたくさんあったのか、、、しかし歴史が深い、、、応仁の乱の時は流石に祭りが中止になったとか、、、

祇園祭自体も去年から完全復活してめでたい限りです。

疫病退散のお祭りですからね。

京都には6月下旬から滞在予定です。

 

そして京都から久々に埼玉の自宅に戻り、東京で打ち合わせをしたり、SPACへ『ばらの騎士』を見に行ったり。

spac.or.jp

ばらの騎士』面白かったー。

自分が演出させてもらっている『伊豆の踊子』、石神夏希さんが演出した『お艶の恋』、そしてこの『ばらの騎士』とSPACのこの秋→春のシーズンプログラムで、全然違う演出家の作品なんだけど、やはりそれを支えている俳優たちというのがSPACを担保しているし、でも演出家が変わるといろんな側面が出てくるし、青年団演出部で演出をしていた時も同じような面白さがあったなぁと改めて劇場や劇団のプログラム作りの面白さも堪能。

ばらの騎士』は特に俳優たちの楽しんでいる感じが作品ともあっていて、これは演出の宮城さん、寺内さんのお二人と俳優たちのSPACメンバー同士という関係がないとなかなか出て来ないんじゃないかなぁ、あとムーバーとスピーカーに分かれない普通のセリフ劇(笑)をやった時のSPACの俳優さんたちの上手さも堪能。げきとも公演も楽しそうだなぁ。

アーティストトークで宮城さんが、演劇の古典の多くは男性が書いていて、俳優も男性が多く、登場人物も男性がメインで女性の役はあまり深掘りされず単純な描かれ方をしていることが多いが、オペラは女性歌手のために書かれることも多く今オペラを演劇化して上演する理由の一つに女性の描かれ方があるという内容のことをおっしゃっていて、なるほど。今回男性の役を女性の俳優が演じているのも、もともとのオペラではその役も女性歌手のために書かれていたということで、なるほど。

シェイクスピアとかほんと酷いからなぁ、、、

 

観劇後は『伊豆の踊子』メンバーでの新年会!新年会なんて何年ぶりだろう、、、

皆さんのお顔が見られて嬉しい限りです。

 

そして、やります!

2/18日15時〜河津桜まつりにてSPAC一座による『伊豆踊子』パフォーマンス!!!

https://www.kawazu-onsen.com/files/images/pdf/kawazu_sakura_festival2.pdf

野外です!もうフェスだろ!2月だけど!

ご当地でのスピンオフ企画!!!ぜひ遊びに来てください!!!

 

とりあえずこんなとこで、ブログ再開しました!

ワークショップについて(3)

前回の続き。

A 導入
B セカンドプログラム
C メインプログラム

に沿って、ネタ紹介と自分はこうしてる的なことで紹介しましょう。
まぁ導入のネタは本も出てるのでいくらでもありますしね。
何に気をつけてるかとかがお役に立てれば。


A導入
1)「じゃあ最初なので、自己紹介がてらゲームしましょう〜」的に始めるタイプ


・名前呼び
定番ですね。名札をつけてることが多いですが、今日呼んでほしい名前を一人づつ言って、それを全員で呼ぶ。

→名前を呼ばれて嬉しい人もいれば嫌がる人もいるので実は要注意。

→基本的には、名前を確認しましょうくらいにサクッと通り過ぎるのがいいと思います。

 嬉しい人は勝手に感じるし、それよりも嫌がる人がいたことを考えると掘らない方が吉。

 自分の名前呼ばれると嬉しいですよね、とか、言わんでよろしい。

 僕は自分だったらそれ言われるとドン引きするので言いません。恥ずかしいよ、みんなに名前呼ばれるとか。

→ただこれは言う側の方にも効果がある、というか、むしろそっちなんじゃないかと言う気もする。




・自己紹介山手線ゲーム
これもWS教科書に載ってるくらいのゲーム。

山手線ゲームのリズムに合わせて(地域では山手線ゲームのルール説明から必要)自分の紹介を短く言う。

『パンパン A型です パンパン 金魚飼ってます パンパン さそり座です パンパン 昨日髪切りました』

みたいな感じです。

僕は罰ゲームもありにします。言えなかった人は、重大な秘密を告白してもらいます。

大抵は「最近あった嬉しかったこと」を発表してもらって、みんなに良かったねと拍手されなくてはならない、

厳しい罰ゲームです。


→人と違うことを言うのは意外と難しい。

→長く喋る人に対して周りが聞こうとして手拍子を待つと言う現象も大切。

→一人一人が注目は浴びるので、人に見られることにも慣れてもらえるかも。

→終わった後にフィードバック。ほかの人の自己紹介で自分も当てはまった事があればシェア。

 昨日髪切った人とか金魚を飼ってる人が実は複数いたり、逆に参加者同士の共通点を探せるという利点もある。

→じゃあ、次はもうちょっと共通点を探してみましょう、と仲間探しのワークに行きやすい。



僕はこの後に仲間探し以外をやることはないかな。セットです。

それぞれ違うことを確認してから仲間を探した方が、仲間が見つからなかった時に当たり前だと思えるし。




・仲間探し
自分の好きな色、好きな動物、行って見たい国、〇〇県と言えば何?など、自分と同じ答えの人でグループをつくる。

グループになれなくてもOK。

→情報を発信し、受信するということですが、大声でやる場合と普通に聞いて回ってグループ作る場合とあります。

 制限時間を作ると結局大声で探すことにはなりますが(笑)。

→これは、初めて行く土地などで「この土地の皆さんのことを知りたいので」という始め方をすることも多いです。

「地域CM作り」や地域のエピソードを演劇にするプログラムにも繋げやすい。




募集型で高校生以上、初めて会う人同士、の場合、この三つを順番にやってもいいと思います。

ただし三つやると時間もかかるので、その辺は全体のバランスをみましょう。





2)「じゃあ最初なので、頭と体をほぐしましょう〜」的に始めるタイプ。

・第6感ゲーム
輪なって立ち、喋らずに他の人とタイミングが被らないように座る。被ったら座った人も全員立ってやり直し。

同じルールで立ち上がるのもやる。


→これ大好きでよくやります。

 うまくいかなければ2回被りまではオマケ、とかもありですが、勘のいい人は合図を出して座ったり、

 子供だと端から順番に座ったり、あの手この手を考え出します。

 ゲーム的には合図だったり順番に座るのはルール違反ですが、僕は結構OKにします。

 大事なのは工夫する時に、何を考えたか。このゲームは、コミュニケーションについて考える入り口です。

→人はいつ座るかわからない、けど、見る、何か気配を感じようとする。

→人は他人から色々な情報を集めようとする。例え気配とかわかりにくいものでも。

 気配を感じるって、人間の能力ってすごいよね。

→しかしなぜか座る時は気配を殺して隙をつこう(何の?)として座りがち。

 そうすると周りに自分が座ることが伝わらないので被りやすい。

→人は自分の情報を発信しているそして受診している。発信と受信。

→そのやりとりこそが!!!コニュニケーションだぁ!!!!
 

このゲームは、座るよりも立ち上がる方が、身体が立ち上がる準備のための情報を発するので、被りににくい。

やった後に、座るのと立つのとどちらかが難しいと言われていますが、どちらだと思いますか?と聞きます。

ここでも、こちらが難しい、ではなく、難しいと言われています、という言い回しを心がけています。

どちらを難しく感じるかは人それぞれ、立つ方が難しいと感じた理由にもコミュニケーションの諸々が

含まれていることが多いです。
 
解説、発信と受信の話をしてから、もう一度、ちゃんと発信してやってみましょうと言ってやってみる。

手を上げてから座ったり、伸びしてから座ったり、ターンしてから座ったり、

それぞれ発信の仕方が違って面白い(笑)。

発信が被るのにも一応気をつける、合図が被ったら譲り合う、のもコミュニケーション(笑)。



このゲームは時間配分が結構難しいので、どこまで判定を甘くするか様子を見ながらやりましょう。

ゲームの成功も大事ですが、ゲーム中に何を考えてたかと、次にいくための要素(コミュニケーションとか)を

意識してもらうことが目的なので。
 


この後は、まぁなんでもできるとは思いますが、もうちょっと体を使ってみましょうと言って

ランダムウォークでもいいですし。
 
 

・エアー大縄跳び
これは学校では鉄板。

縄をエアーで大縄跳び(全員で一斉に飛ぶのではなく一人づつ飛んだら抜けていくやつ)するだけです。

縄を回すのはアシスタントに頼みます。参加者にやらせると上手くいかない場合があります。

まぁ練習すれば大丈夫。練習もいがいと盛り上がる。ただ意外と回す側の肩の負担が大きい(笑)。


これはオリザさんがやってたのかな、確か。

生徒達も「縄が見えた!」とか「お前飛べてねーじゃん!」とかなかなか盛り上がる。

エアーだけに縄に引っかからないというのもミソです。クラスの雰囲気、ふざける男子のピックアップもできます。

あと、全員に一人一人が見られるので、見られることに慣れるという要素もあります。

飛んだ後は、解説。


「これ不思議なことに、縄が見える気がするんだよね、すごいよね、そしてあいつ飛べてねーなとか

自分引っかかったなとかもなぜかわかる、これ不思議なんだよね。(回してもらう)ほら、なんか

見える気がするから飛んで見ると(飛んで見る)ほら、縄跳びしてるように見える、でも、飛んで

る人が辞めると(縄だけ回ってて飛ばない、スマホいじったり、ねそべったり)なんだかわかんな

くなっちゃう。手を回している人二人の間で一人がスマホいじってるだけ。で、また飛ぶと(飛ぶ)

また縄跳びしてるように見える。はいありがとう(縄回しやめる)。これ楽しいだけのゲームなん

だけど、実は、今日やってもらうことと関係があって、今は3人が、縄回す人、飛ぶ人って自分が

何やるかをわかってて、チームで誰が何をやるか、自分たちが何をやるかわかってる状態だったから、

縄跳びに見えたんだけど、これ一人がわかってなかったらそう見えない、見えなかったよね。これを、

イメージの共有と言ったりするんだけど、今日みんなに簡単な劇を作ってもらうんだけど、劇作る時も

同じで、自分が何をやるか、他の人が何をやるかをみんなで共有していないと、周りから見た時に何

やってるかわかんなくなっちゃう。みんな自分がやることはとりあえず把握してるんだけど、相手が

何をするかも自分の頭の中にしかなくて、お前こうやるはずだったじゃん、いやいや違うよこう

やるって言ったよ、みたいなことが起きます。これはプロの現場でも起きます。でも解決方法は簡単

です、話して確認してください。基本的には今やった縄跳びと同じです。縄跳びができたならできる

はずなので、なんかおかしいな?と思ったら縄跳びを思い出してください。」



この後はエアーキャチボールとかが定番ですが、全然別のワークにも行ける。

ランダムウォークでグループで形作りに行くことが多いかな。
  



・逆じゃんけん握手
これも楽しい。

長崎の福田修志さんがやってたのをパクってます。ファシリテーター対参加者全員でジャンケン。

参加者は後出しで良いのでファシリテーターに勝つバージョンと負けるバージョンをやる。

ここまでは大抵の人は余裕、たまに間違える人もいるのでそこは逃さず突っ込む。

二人組になって向き合い、左手を握手寸前まで近づける。

空いている右手でジャンケン、負けた方が相手の手を掴み、勝った方は掴まれないように逃げる。

これがなかなか難しい。そして、盛り上がる。

お互いに逃げたり、お互いに掴もうとしてお見合いしたり、失敗で盛り上がれる素晴らしいゲーム。

ただ握手は相手に触る行為なのでそれができるメンバー、状況であることは前提です。



ここからどこにつなげるかもそれぞれです。

福田さんの「こういう事すると頭の奥がうーんってなる、それは健康にいいそうです(笑)」という流れは面白い。

もちろんその前からの流れとその後があってこそですから、皆さんはそのまま言ってもダメですよ(笑)。

僕の場合は「とりあえず逆にしてみると発見がある、じゃんけんにここまで私たちは支配されていたのかとかね、

失敗すると面白いとか、まぁ面白かった、だけでもいいんですけどね」みたいな方向にもっていってます。 

発見発見言いすぎるのもよくないので、逆にしてみると面白いですね、でも良いと思います。




・間違いQ&A
これは最近、どうも中高生がその場で思ったことを言葉にしてくれないので開発しました。

なかなか良いです。

こちらからランダムに質問しますが、正解以外のことを答えなくてはいけない、というだけです。

1+1から始めます。

 1+1は? 8

 1+1は? 5

 10-8は? 20

などなどいろんな答えが出ます。

238724878×87238478723とかも即答で答えられます。
  
で、即答することに慣れてきたら、質問を数字から桃太郎に変えます。



 桃太郎は何から生まれた? →パイナップル

 桃(パイナップル)太郎がおばあさんに持たされた食べ物は? →にんにく

 お供には何がついた? →豚

 さらに何がついた? →サソリ

 さらに何がついた? →ネズミ

 何を退治にしに行った? →サラリーマン

 宝物は何をもらった? →アメ



とまぁ、愉快なパイナップル太郎の物語がものの1分でできます。

これを演劇にしましょう、でも良いんですが、まぁそういう可能性もあるかもしれませんね。

ただ、大事なのは面白い話を作ることではなくて、失敗を恐れずに言ったりやったりしてもらうこと。

まぁどう転んでも面白くはなるんですけどね。

で、解説



「今、みんなデタラメだけど(笑)答えてくれましたね。

いつもは正解を探すために考えてると思いますが、

実は今も正解を外すために考えてくれたんですね。桃以外なんだろう?と考えた。

これ大事なことで、考えることはイコール正解を探すことではないんですね。

この愉快なパイナップル太郎の物語は今みんなで考え出したわけです、しかも一瞬で(笑)。

実は僕たちに持っている考えるという力は、こういうことにも使える。

そして、失敗を恐れず、まぁ失敗なんてないので、とりあえず言ってみる、

すると、じゃあパイナップル太郎のお供はこの3匹で良いのか?

と、また考えることができる。サラリーマンを退治するのはなぜか?とか、

考えてみたら色々理由も見つかるかもしれないしね。

今日みんなにこれからやってもらいたいのはこういうことです。

正解が無いって難しいと思いますが、難しいですね、確かに、でもできるので、やってみてください。

やってみて、言ってみてからまた考えましょう。

言ってみて却下されることは無駄ではなくて、そういうものを経験と言いますから、

どんどん経験値積んでレベル上げてってください。」
 


という感じですかね。

ただ、全く体を動かさないので、できるだけ早めにサクッと終わらせるのが吉、だと今のところ思ってます。

内藤裕敬先輩の絵と音楽のワークショップへの導入には良さそうだなぁ。

自分のワークショップはインタビュー形式が多いので、それに慣れてもらうという意味も今の所大きい。
  




ランダムウォーク
はい出ました、定番中の定番。部屋の中をランダムに歩きます。

できるだけ空間に対して均等に、大きなスペースが開かないように。

ここから様々な展開があります。その後何やるかによってそれぞれですね。



全員とすれ違う→全員と目を合わせる→全員と会釈する→全員とハイタッチ 



心の中でターゲットを決めてその人からこっそり逃げる→もう一人ターゲットを決めてこっそり追いかける



手を一回叩いたらスピードを半分に、さらに叩いたらさらに半分、二回叩いたら倍速に。



ストップと言われたら歩く、ゴーと言われたら止まる

→ジャンプとクラップ、床触ると回る、など指示と行動を逆にしていく。



言われた人数(手を叩いた数)でグループを作る

→グループで形を作る(三角とか星とか、次第に物の形場所の形などへ展開) 



などなど可能性の宝庫ことランダムウォーク

でもこの前高松WSラボで、結局なんでみんなランダムウォークするんですか?という質問があって、

それもそうですね、でも会場に初めて来た参加者が多い場合などは場所に慣れるということも大事です。

基本的には参加者同士に交わってもらって緊張ほぐすことと、

幾つものタスクを同時にこなしてみるという目的もあります。

どの要素をピックアップするかはその後のプログラムによるでしょう。

そんなことばっか言ってるな。
 
例えば、タスク増やし系だと

「人にぶつからないようにいろんなことを考えながら歩くというのは改めてやってみると難しいんですが、

日常はもっといろんなこと考えながら歩いてますよね、これが改めてやると難しい、けど、そこには色々

発見があると思っていて、演劇をやるってこともそういうことで、改めて言葉を喋るとか、難しいんです

けど、色々発見がある。今日は色んなことを改めてやってみます、皆さんも色々発見して欲しいですし、

僕も色々発見したいと思います。」



みたいな流れもありますし、仲良くなる系だと

「はい、場所とも他の人とも仲良くなりましたね、あれ?仲良くなりました?仲悪くなってないですか?

大丈夫ですか?さっきより仲悪くなってなければ大丈夫です。じゃあ仲良くなったということで進めますが(笑)、

次はいくつかグループでやるゲームをしたいとと思います」みたいにサクッと進んでもいいと思います。



まぁ導入なので、そんなにいちいち説明しなくても良いとは思います。

前述のいくつかのゲームの後からでも、一発目からでも行けるので、

たかがランダムウォーク、されどランダムウォークです。



ただ中高生のアウトリーチの場合、彼らはランダムウォークができないことが多いです。

男女で部屋の半々に分かれるという定番の流れ。

友達にちょっかい出したりしてランダムに歩けない。

歩かないでおしゃべりしてる。

基本的に仲良しグループを崩されることを一番警戒しますから、

あまりうまく歩くことは期待しない方がいいと思います。

できるクラスもあるにはありますが。

でも僕は結構やってもらいます。クラスの雰囲気が一発でわかるので。

ランダムウォークが出来る場合と出来ない場合の2パターン準備しときます。 



基本的にはアウトリーチの場合は全員ができなくてもいい。

やらない子はやりません。中途半端にやらせても他が迷惑するだけです。

邪魔しないなら見てていい、やるならちゃんとやる、を選ばせる。まぁ大抵はやりますけど。

男子はまぁバカなので、発表するから考えてねと言っても、一向にやらず、
 
できてるできてるハハハとか言ってて、

発表の段になって、できてませーんギャハハハー!とか、高校生でもありますからね。

まぁそうならないようにするのが仕事ですが。
 
困っていた子が楽になる、普段見せない一面を見せてくれる、
 
という子が一人でもいればやる意味はあります。

 


話が逸れましたが、とりあえず、導入ですね。

今回挙げたものは「演劇作り」「コミュニケーション」のプログラムに向かうときに僕が使っているいくつかです。

むしろ「演劇作り」「コミュニケーション」の二種類のプログラムしか基本的にはやらないので。

ワークショップは、そんなにプログラムは持っていなくていいと思っていて、

むしろ一つのプログラムでどこまで多様な対象に多様なことができるか。

小学生から高齢者まで、同じプログラムでできたらそれは良いプログラムです。

今回挙げた導入は一応そうなっています。高齢者や障がいのある人の場合は工夫が必要ですが。

 


なかなかプログラムについて書くの難しいな。

とっちらかってますが、先に進みたいのでこの辺りで、また次回。
 
  

 

ワークショップについて(2)

さて、前回の続きですが、まぁそんなに続いていませんが、

ワークショップのプログラムについて、徐々に具体的に書いていこうかと思います。



が、ワークショップはプログラム半分、ファシリテーション半分というところもあります。

プログラムによっては、誰がやってもある程度同じ効果が期待できるものもありますが、

されどファシリテーションは重要です。

同じプログラムでもファシリテーション次第でとんでもなくダメなワークショップになる

ということはいくらでもあります。



特ににこれからワークショップを始めたいという人は、既にあるプログラムをファシリテーションしてみる、

というのがいいと思います、が、なかなかそんな現場はありませんね。

でもできればお試しWSをやるのをお勧めします。

こういう風にこういうことをやろうと思っている、というのを聞いてもらうだけでも違います。



あと一度受けたワークショップからネタを拝借したりするのも、僕は良いと思います。

何しろ、自分がそのワークの効果を認めている、良いと思っているわけですから、

実はそこがとても大事です。

誰々さんがやっていたから、多分いいワークなんだろう、くらいでパクるとえらい目にあうでしょう。



よくある導入のゲームで「拍手回し」というのがあります。

参加者が立って輪になって、隣の人に拍手を回してスピードも上げていくという単純なものですが、

コミュニケーションの受け答え、受け取って、次に回す、という要素と、チームとしての団結感も生まれるので、

初めて出会った同士の参加者の場合はなかなかいい効果があります。

スピードを競ったりなんかして。



ただ、僕はこのワークは基本的にやりません。

なんとなく自分のプログラムの中では相性が良くない、

というか、自分自身あまりしっくり来ていないからです。

偶にやるときもありますが、まぁあまりしっくり来ません(笑)。



先日の高松でのワークショップラボでスピードを競わない拍手回しを見せてもらって、

それはしっくり来たので今後何かの折にやったろうとは思っています(笑)。



パクる場合は、自分が共感したワークのみにしましょう。

あと、自分はこのワークでこういう体験をしたから他の人にも同じ体験をしてほしい、

と思うと思いますが、それも実は危険です。

誰々さんの伝えたかったことを自分も伝える必要は全くありません。

まず人はみな同じ体験をできません。

もしかしたら自分と同じ風に感じる人もいるかもしれないし、違う面白さを発見する人もいるかもしれません。

当たり前ですが、これはこういうことを感じる為のワークです、というのは絶対言ってはいけません。

同じシーンを見て、悲しむ人と笑う人がいるのと同じです。

私たちは一人一人が物事をそれぞれ多様に受け取るということは、

体験を大事にするワークショップでは肝に命じておいた方がいいでしょう。

むしろ、同じワークの中で人によって違うことを感じるくらいの方がやってるこっちも楽しいですしね。

みんなが同じことを感じるなんて、それはむしろヤバイです。

別々のことを感じたけど、みんなコミュニケーションについては考えたよね、とか、

相手と自分が違うってことを共有したよね、とか、そういう感じがいいと思います。




さて、いよいよプログラムの内容に入りたいところですが、まだ入りません、すいません。

すぐ使えるネタが欲しいのに!というかた、もう少しです、次回のエントリーをご期待ください(笑)。



まずプログラムを考えるときのことから。

僕の場合、基本構成を三部構成で考えています。。

A 導入

B セカンドプログラム

C メインプログラム

場合によっては色々すっ飛ばして本題からいきなりという現場もあります。

基本、臨機応変、これ大事。



《A 導入 について》

俗にいうアイスブレイクというやつですが、実はアイスなんて無い場合もあるし、

ブレイクっていうか、だんだん溶けてくイメージなんだけどなぁ、

ということであまり僕はアイスブレイクとは言わないようにしてます。



青山学院大学にワークショップデザイナー養成講座という一般講座があって、

僕も偶に講師に呼んでいただくのですが、

企業の人材育成担当で本読んででワークショップ勉強しましたみたいな人に多いのが、

「さ、じゃあ今からアイスブレイクしまーす」と言って始めちゃう人(笑)。

ま、いいんですけどね、企業の人材育成ですから、全員新入社員で言うことも聞くでしょうから、

しかし、参加者のことを考えると、

今自分たちは他者に対して緊張しているので緊張をほぐす為のプログラムをやらされるのか、

と思いながら参加するのは、あまり良いとは思わないわけです。

まぁ教育的ですよね。まぁ悪いとは言いません。



さて、ワークショップの導入ですが、まぁゲームすることが多いと思いますが、

自分が気をつけていることをいくつか。


1、楽しいか。
2、参加者同士ができるだけ多くの参加者と接することができるか。
3、技術差がつかないか。
4、プログラム全体の紹介的な要素を含んでいるか。
5、参加者の様子を観察する時間を作れるか。



1は特に重要、むしろ楽しければオッケーかもしれません。
僕も現場の雰囲気によっては楽しいだけのことに終始するときもあります。


2は、知らない人同士が多い場合は特に必要です。
むしろ中高生のクラスの場合などは、嫌いな人同士組まされてテンション下がる、
と言うことの方が多いので、導入の時点ではあまり混ぜない場合もあります。


3は、基本的にゲームの類は技術差がない方が、盛り上がります。
誰が勝つかわからないゲーム、どうやれば上手くいくか誰も知らないゲーム、
の方が盛り上がるんです、まぁ、そりゃそうですよね。


4は、自分は結構大事にしてる方だと思います。
まだまだワークショップってなに?みたいなことが多いですから、
今日はこう言う感じで行きますよ、と自分が言えることをやろうとは思っています。
コミュニケーションワークショップだったらコミュニケーションについての要素を、
演劇を作る場合は共同作業や人目に晒される要素を忍び込ませておくのも大事です。
最初の自己紹介でそう言う話を入れていくことも多いです。


5は、ゲームやりながらでも良いですが、参加者の様子を見てその後の進行を考える時間は必要です。
特に学校アウトリーチでは必須の要素でしょう。
男女仲がどうか、このクラスを仕切っているのは誰か、目立ちたがりの男子を諌める女子がいるか、
盛り上げるタイプがリーダーか、盛り下げるタイプがリーダーか、見所だらけです(笑)。
一般向けの場合は、場に対して開きにくい人はいないか、
基本的に導入は全員が場に対して安心する為の時間でもあるので、そこを見ます。
ほぐれていなければプログラムを追加します。
なので、プラス一遊びくらい追加できる準備をできていた方が好ましいです。
ただこれは時間配分もあるので経験は必要ですね。


基本的に、ワークショップはコールアンドレスポンスです、
参加者の状況を見て柔軟にその場でプログラムを組み替えていけるようになれば
いっぱしのファシリテーターと言えるでしょう。
まぁ、なかなか難しいです。自分もまだまだ失敗はします。
ほんと凹みます、、、



《B セカンドプログラムについて》

まず、セカンドプログラムという言い方は、勝手に作りました。
特に一般的でもなんでもありません。
ただ、セカンドなんです。ここ結構大事なんです、ファーストではないんです。
本当はここから始めたいくらいですが、そうもいかないので。

気をつけていること。

1、メインプログラムへの動機付けになっているか。
2、ここで終わっても効果が期待できるか。


1は、当たり前ですね。

2がなかなか重要です。ワークショップの時間の使い方は柔軟性が全てです。
その日、その参加者の流れで、ワークショップの終わりも変わります。
別に最後のプログラムまでいかなくてはいけないわけではありません。
その時に一番大事な瞬間をどう作るかです。
導入ではなかなか難しいですが、セカンドプログラムでは、
この日ここを深追いして終わっても自分の渡したいものは渡せる、
くらいの強度があった方がいいと思います。
むしろここを手厚くしておけばメインのプログラムは参加者が勝手に山を登ってくれる
というくらいが理想かもしれません。



《C メインプログラムについて》

特に言うことはありません、ここがメインです。
ここで求められる成果も、個人的なこともあればクライアントの意向もあれば様々です。
ただ、強度はあった方がいいでしょう。
絶対に失敗しないという強度です。難しいですけどね、でも大事です。
失敗とは何か、ということもありますが、それはまた後ほど。
あと、途中で辞めれる、というのも実は大切です。
最後まで行ければ一番いいですが、ここまででもOKというポイントをいくつか作っておくと、
自分のためにもいいです(笑)。


さてさて、いやいや、で、具体的にどうするの?ということですが、

これがまたなかなか説明が難しいんですよね。

前述した通り、途中でプログラム変えられることが前提なので、

一つのプログラムを提示して終わり、にならないので。

募集型か訪問型でも違うので、まぁとりあえずネタ出しとプログラム構成と、並行して書ければいいかなぁ。

ということでまた次回。

ワークショップについて(1)

この前、デスロックの元メンバーの橋本清に、昔多田さんのブログにワークショップの具体的なプログラムが書いてあって参考になった、と言われたんだけど、全く記憶になく、でもそりゃ書いてあったら参考になるだろうねということで、キラリふじみのACT-Fの活動や、今年度から始まった高松ワークショップLab.で久々にワークショップ開発もしているので、あくまで演劇のアーティストであることと、公共劇場の芸術監督や自治体でのアートディレクターなどの経験を踏まえた視点からになりますが、ワークショップについてのエントリーをいくつか書いてみようと思います。


【ワークショップってなんだろう】

ワークショップは、もはや一般的に認知されている、としますが、ただワークショップ観はかなり多様です。


基本的には、


「ワークショップ=体験型講座」


で良いと思いますが、体験型の講座ならサッカー教室やお料理教室もワークショップなのかと、

まぁその辺り微妙なところではありますが、そもそもサッカーを体験しないで学ぶなんてことはないでしょうから、



「ワークショップ=体験により参加者の自発的な発見、成長を促す手法、またはその手法を使った講座。」


くらいにしておくと良いのかもしれません。


体験は、人それぞれですから、強制的に発見、成長を促してはいけません。目指すくらいで良いでしょう。

教育的=達成を目指すものも除外していいと思います。

その辺りが学校やカルチャースクールと違うところです。




大まかにワークショップの種別を分けるとしたら。

・アート系  
  音楽、演劇、美術、ダンスなどの芸術体験による様々な効果を目指すもの。

・技術系   
  裁縫、料理など、体験によって技術獲得を目指すもの。

・社会・教育系   
  企業、教育現場、地域コミュニティの現場でフィールドワークや意見収集、合意形成などを目指すもの。

・系連携系 
  演劇による介護のワークショップ、写真によるまちづくりワークショップなど、特にアート系の特徴を社会活動に還元
  していく場合が多い。


といったところでしょうか。

今後さらに必要とされていくのは最後の系連携WSでしょう。

特にアートを用いたワークショップは、その是非も問われていますが、個人的にはアリだと思っています。

系連携はWSの進化系とも考えられますが、WSの原型とも考えられます。

まぁその辺りは学問の人にお任せしたいと思います。



あとは公募型なのか訪問型なのかでも大分変わりますね。 

これは目的、対象によって変わります。両方の要素がある場合もあるでしょう。


・公募型 参加者の参加理由がある程度明確。
・訪問型 学校の授業、企業、地域など参加者の参加理由が多様。


訪問型はアウトリーチと言われることも多いですが、
例えば劇場のアウトリーチ活動で公募型ワークショップを行うということもあるので、とりあえず訪問型としておきます。



ワークショップを考える際に基本となる要素は、


・目的  能力育成、まちづくり、健康増進 など

・対象  年齢、地域、経験、特定、非特定、公募、非公募 など

・手法  芸術、技術 など


この3要素がほぼ全てです。この3つだけ聞いて面白そうなら、それは良いワークショップなのだと思います。


こういうことですね。


そしてこういうことですね。



人的構造としては

・主催者 

・対象者 

・実践者 



そしてワークショップの実践は

・プログラム

ファシリテーション


で、できています。




【良いワークショップとは/公共劇場が主催者の場合】

例として公立劇場が主催する高校演劇部員を対象としたワークショップを二つあげます。


ワークショップA
・対象 高校の演劇部

・目的 部員の演技力向上

・手法 演劇/発声練習、テキストを使った具体的な演技指導


ワークショップB
・対象 高校の演劇部

・目的 自己の相対化、他者への想像力を育む。

・手法 演劇/自分自身、友達を演じてみる。


どっちが良いワークショップか。この二択は色々な要素を含んでいます。

結論から言うと、どちらかといえばBの方が良いワークショップです。

演劇部の顧問にとっては、もしかしたら生徒にとっても、Aの方が良いワークショップという場合もあるでしょう。

劇場としても、演劇部が上手くなって生徒も学校も喜ぶ、演劇に携わる人が喜ぶAの方が一見良さそうですが、

ここで目的に注目してみると、AとBでは目的が違います。


A 演技力向上

B 自己の相対化、他者への想像力を育む


さて、公立文化施設が設定する目的としてふさわしいのはどちらでしょうか。



高校演劇の全国大会に生徒を送り出すことが町の誇りでそれで町の経済も成り立っている、

ということであれば、Aの目的でも良いかもしれません。



一応プロの演出家として言わせてもらえば、

実はBのプログラムの方が演技が上手くなる可能性は高いです。

生徒同士の発見にもつながりますから今後の部活動にも役に立つでしょう。

高校演劇における演技が上手くなるかは別ですが。。。

少なくとも、演技が上手い子にも、下手な子にも、

卒業後演劇を続ける子にも、演劇をもうやらない子にとっても、良い体験になるとは思います。




まぁ自分がアーティストとして演技指導に全く興味がないというのはありますが。

演劇を体験することで人生を生きやすくするためのことだったらいくらでも協力します。




公共劇場や自治体などで芸術を用いたワークショップを考えるときに、なぜかワークショップAに陥りがちです。

最も公な立場から、その真逆に行こうとしてしまうのはなぜでしょうか。

それこそ芸術は趣好者のものであるという偏見だと思います。

芸術は人類共有の財産です。公の立場で芸術を扱う人には特に気をつけて欲しいです。




ただこれは主催者が公の立場という前提です。

主催者が企業であればその企業にとって最大の利益があれば良いでしょう。

個人的にはそれがその企業のためだけにならない方がより良いとは思いますが。

言ってしまえば、世界平和につながると思えるかどうかだと思います。

それはワークショップに限らずですが。



あとは趣好者たちによりマニアックな現場を提供するということもありでしょう。

誰が何のためにやるのかは様々な組み合わせが成り立つということが前提ですが、

間違った組み合わせもあるということです。



良いワークショップならば対象も広い方がいいですね。

特に芸術はパブリックなものです。演劇部だけに体験してもらうのは勿体無いので対象を広げてみます。


・対象 高校生

・目的 自己の相対化、他者への想像力を体験し、コミュニケーション能力を育む。

・手法 演劇の手法で普段の自分、友達を演じてみる。


としてみましょう。


対象が高校演劇部から一般の高校生になると、プログラム内容もかなり変えなくてはいけません。

クラスには演劇どころか学校にいるのも嫌だという子も混ざっているわけですから。



では次回は具体的にプログラムはどうしたらいいのかを考えてみます。