4/26~29 初めてのシンガポール

今は福井で絶賛稽古中。

だいぶ記憶も定かでなくなってきたけど日記の続き。
この後のアンサンのこととか書けるだろうか、、、


4/26日
仁川空港からシンガポールへ。
現地時間22時過ぎにシンガポール到着。

国内へのタバコの持ち込み、なんか全然大丈夫そうだったな。
一本から税金がかかると聞いて泣く泣く捨ててきたんだけども。

そして、なんとシンガポールは22時半以降コンビニでもお酒が買えない。
ホテルに着いたのは余裕で23時過ぎ。
ホテルのバーも閉まってて、となりのホテルや近所を歩き回るもバーらしきところも全てクローズ。

最後の手段が、ルームサービス、、、

高い、、、けど、、、飲みたい、、、

この日のビールには1500円の価値が有る、はず、ということで。

美味かった。

部屋は超快適です。



4/27月
今回シンガポールに来たのは、来年2月にクリエーションする『RE/PLAY DANCE EDIT.』の現地オーディション。
シンガポールのダンサーたちと作ります。

劇場は72−13という、オンケンセンさんの劇場。
まずは劇場下見。

もともと米の倉庫?みたいなとこだったらしい。

広い!天井も高い!
オーディションも公演もここでやります。

劇場の人たちと打ち合わせして、夕飯へ。
ザ・スコールに見舞われる、まぁこれが日常か。

インド料理、美味い。

今回はきたまりと映像の藤井さんも一緒に来ています。


夕方から早速一組目のオーディション。

まずは「踊らない」という縛りでポーズと繰り返しの動きと倒れる動きをやってもらう。
横浜でのオーディションとほぼ内容は一緒だけども、「踊らない」はなかなか難しい。

ある程度理解してうごけるようになってから、恒例のオブラディオブラダ10回。
1回目に即興で動いたものを、2回目はできるだけ反復し、覚えていなことは更新していく。
3回目はさらにそれを反復し、覚えてないことは更新、4回目はさらにそれを反復し、、、を10回繰り返す。


前半7回目までは「踊らない」後半8〜10回目でそれまでに反復してきた動きを「踊り」にしていく。


これは本当何回見ても面白い。
まぁ、惜しい!そう踊っちゃうか!とか、あー手数足りないか!とかもあるけど。

あとはPerfumeの「Spending all my time」で振付を作ってもらう。

終わってきたまり達と色々話す。意外と西洋だったねとか。
まだシンガポールのダンス事情までは見えてこない。


おやつに食べたカップヌードルがすげー美味かった。


4/28火
近所のショッピングモールへ行ってみる。

まぁショッピングモールは世界中同じだなぁ。



息子にダンゴムシの服を購入。



しかしシンガポールの物価は高い、、、ラーメン1500円。



フードコートでトムヤムクン、500円。



夕方からオーディション二組目。順調。

気になった人でスケジュールの会う人には明日の昼にもう一度来てもらうことに。
まぁ明日の夜の組もまだあるんだけどね。



4/29水
昼間に気になった人で二次オーディション。
何曲か振付を作ってもらう。


夜、3回目の一次オーディション。


当初の予定ではオーディションは2回だったんだけど、この日なら来れる、とか
遅れて応募してきた人がいたので急遽3回目も開催したんだけども、
ついにきた、シンガポールという組でした。


今までやっぱり中国系の人が多くて、まぁ人口割合的に当然なんだけども、
ついにマレー系、インド系登場。バリエーション広がるなぁ。


終わって選考会議。意外とすんなり決まる。まぁそういうもんだよな。
しかし、実際クリエーションに来るのは2月、みんな髪型とか変わってるんだろうなぁ。


お疲れ様でした。

4/22〜25 15回目のソウル後半

4/22水
午前中、ソウル演劇センターでワークショップ二日目。
非言語コミュニケーションのエチュード。ロミジュリの台本までは行けず。
場を見たり受けることより出力ばかりになってしまうので何回かやり直す。
この辺が韓国らしいところでもあるかな。出力すごい。


夕方の時間まで少し時間があるのでホンデで買い物。
そんなに時間もないのでとりあえずAランド、ここが一番楽。
いい感じのTシャツがあったので色違いで購入。パンツも購入。
妻にワンピースと首に巻くものも購入。
女性の服はなかなか買うの難しい、サイズとか。どうしてもワンピースとかになっちゃう。
一応授乳を考えて前が開くものを選ぶ。


夕方からスタッフ顔合わせ。といっても俺は既に全員知ってるので、主に日本からの制作陣と韓国側スタッフの顔合わせ。
久々に石焼ビビンパ


その後、サヌリム劇場で「ゴドーを待ちながら」観劇。

俳優も演出も素晴らしかった。
キャスティング候補になっていたパク・サンジョンさんを見るのが目的だったんだけども、
ウラジミール役のチョン・ドンファンさんも素晴らしかった。

しかしこの公演、各役3人くらいずつキャスティングされてて、それを組み合わせ変えて毎日上演しているそうです。
多分この日はかなりいい組み合わせを見られたんじゃないかな。

終演後、パク・サンジョンさんと飲む、年配なのに気さくで性格も良い方だった。明るい。こういう人がチームにいると良いだろうなぁ。同じ店で飲んでいたチョン・ドンファンさんとも少し話す。ドンファンさん、「冬のソナタ」にも出ていてとても有名な方でした。




4/23木
午前中、ソウル演劇センターでワークショップ。
今日からソン・ギウンさんのパート。
ギウンさんらしい進め方。
感情によって呼吸の仕方が違うというワークが興味深かった。

後半、昨日できなかったロミオとジュリエットのワークをやる。
ジュリエットの長台詞をグループで創作。
重なったり、追いかけまわしたり、筋トレしたり、この辺も恒例かな。
本当はソロで作ってもらったほうが良いんだけどね。
まぁ時間内で何をどこまでやるかなので、グループでもやらないよりやっったほうが良い。


午後からいよいよ『颱風奇譚』台本会議。
今回の日韓合作は、シェイクスピアの「テンペスト」を下敷きに、
『カルメギ』と同じくソン・ギウンさんが翻案・脚本、俺が演出です。
製作はキラリふじみ、南山芸術センター、安山芸術の殿堂の三館。

名ばかりの共同製作ではなく、日韓の劇場の人たちも一緒に台本会議からやります。

個人的には、内容はギウンさんと、ドラマトゥルクのマ・ジョンファさんにだいぶお任せではあるんだけども、
なぜ、今私たちがこの作品を日韓で作るのか、という話ができたのがよかった。
楽しみですな。

台本会議は6時間。

プロデューサーのコ・ジュヨンさん、演出助手のセロンとビール飲んで帰宅。
キャスティングの話など。

相変わらず、日本のお酒はアホみたいに高い。



4/24金
午前中、ソウル演劇センターでワークショップ。
今日で最終日。引き続きギウンさんのワークショップ。
終わってからみんなでランチ。何人かでお茶。
俳優達からいろんな話が聞けてよかった。ソウルにもまだまだ意識の高い俳優さんは沢山いるな。


夕方、テハンノでキャスティング候補の方に会う。この方もよかった。良い俳優さん多いなぁ。まぁ日本も多いですけど。
何しろ「テンペスト」なのでプロスペローを決めなくてはいけないのです。韓国人俳優で。
プロスペローが韓国人ってことは?島に流れ着いてくるのが?みたいな、なんて面白そうな設定でしょう!


その後、テハンノでキャスティング候補に挙がっている東南アジア系の俳優が出ている作品を観劇。
が、これは面白くなかった。今の光化門でのデモと日帝時代の独立運動を結びつけたタイムスリップ物なんだけども、
まぁ昔と今の若者の姿のギャップとかその辺りのことなんだけども、その二つを結びつけるのはどうかな、という話を終演後ジュヨンさんともする。今のデモも、独立運動も、やるならどちらももっとちゃんと掘ったほうが良い。
演出も、いろいろ寄せ集めっぽい感じで、良くなかった。ソウルの演劇はもっと面白いはず。

ただ、最高にベタな日本人役が出てきて、それを日本人制作側に見てもらえたのはよかったんじゃないかな。
何かにつけて、バカヤロー!と叫び、鉄拳制裁、みたいな。これが日帝時代を描いた作品の日本人役のスタンダード。


終演後、日本人制作側が最後の夜なので美味しい物食べようということで、竹筒サムギョプサル「大統領」へ。
まぁテハンノで美味しい肉と言ったらここでしょう。



4/25土
昼間、ゴドーに出ていた、チョン・ドンファンさんが『颱風奇譚』の話を聞いてくれるというのでサヌリム劇場まで会いに行く。
最初に着いてしまい、5分ほどドンファンさんと二人、頑張って韓国語で話す。
やっぱり年配の方相手だと敬語がうまく使えてるかが気になる。改まりすぎても何だろうし、難しいなぁ。
まぁ外国人だから大目には見てもらえるんだけども。


夕方からカルメギメンバーと今日もサムギョプサル。
今日から語学留学でソウルに来たばかりの元動物電気の伊藤美穂さんも合流。
美穂さん韓国語すげーできる。すげー。


とりあえず『颱風奇譚』の打ち合わせでのソウル滞在は一旦終了。
本番は10月にソウルと安山、11月に東京、12月に富士見の予定です。
キラリふじみ レパートリー新作 日韓共同制作『颱風奇譚 태풍기담 (たいふうきたん)』 | 年間プログラム 富士見市民文化会館 キラリ☆ふじみ

明日からシンガポール

4/20、21 15回目の韓国

4/20月

午前中、息子の予防接種へ。

行ったんだけど、県外での予防接種には諸々の手続きが必要だったらしく、埼玉に帰るまでお預け。

埼玉の病院で県外の予防接種について聞いた時は、どこでもできますよ的な返答で、笠岡の病院に聞いた時も、はい、できますよ、的な返答だったのに、本当こういうことあるんだよな。

基本的には、子育てのことって誰も教えてくれないんだよな。というか自分たちで調べておいて当たり前でしょってことになるんだろうね。

何調べておけばいいのか知らねーっつーの。知らねーから聞いてるっつーの。



息子との別れを惜しんで、関西空港へ向かう。

よくよく考えたら、笠岡からなら北九州か岡山空港からもソウル行けたんだよな。

新大阪駅から関西空港までの遠さったらないね。1時間半くらいかかった。



2008年から数えて、15回目の韓国へ飛ぶ。

いつもの大学路のゲストハウスにチェックイン。

ゲストハウス前になんか日本人っぽい集団いるなと思ったら、京都でも宿が一緒だったスズキ拓郎さんたちのチーム。

京都の後、広島で公演してソウルに来たそうだ。すごい偶然。

とりあえず、宿の近所で大人数入れて日本人が喜びそうな焼肉屋を教える。無事行けたんだろうか。

この辺りに関しては実際韓国人よりも多分詳しい。少なくともこのゲストハウスにも6年続けて泊まってるし。

定番のテンジャンイェスルも教える。ここは行かないと。まぁ他にも沢山あるんだけども。



荷物を置いて、ギウンさんと明洞へ。

時間がないので夕飯はキンパブ。このキンパブ結構有名らしいです。巻いてない

こんな店でも韓国のキムチはやっぱ美味いなぁ。



で、明洞劇場へ。「リア王」を二幕から観る。

今回は秋の日韓合作の製作会議とキャスティング会議がまず一つの目的。他にもあるんだけど。

リア王」のリア王も候補の一人。ずっと一緒にやってるユンジェも出ていた。

作品は、今時珍しいくらいのザ・韓国演劇、ザ・新劇な感じ。美術は凝ってた、床が浮いたり、一幕では雨も降ったらしい。

俳優さんも良かったけども、これができるのは見なくてもわかってるんだよなぁ。

久々にリア王見た。デスロックでやったのが懐かしい。



楽屋に挨拶に行ったら、リア王の人はめちゃくちゃキッチュな格好してて格好良かった。

ユンジェの労をねぎらって、テハンノへ戻る。

初日から、恒例の独りでスンデクッパとビール。

テハンノ生活の基本です。





4/21火

朝10時からワークショップ。

こちらは秋の作品とは全く関係なく、ソウル演劇センターの依頼。

4日間のワークショップで、前半二日を俺、後半二日をギウンさんが担当する。

二人で相談して、コミュニケーションと身体とセリフの分断と統合みたいなテーマで。

参加者は演技経験10年未満という枠、30代が多いのかな。

韓国の俳優は演劇科を大学院まで出るし、男子は兵役もあるのでデビューは遅いんです。



ソウル演劇センターは、一般的にはプレイガイド的な機能がある場所。会議室や稽古場もあるし色々活動もしてるけど。

今日は演劇でも見にテハンノでも行く?っていう人が、ここに来て、今日はどんな演劇やってるかなーっつって来る場所。

まぁ東京でいうところの映画でも見に新宿でも行く?みたいなノリですね。だって劇場100個とかあるからね。

というと、韓国の演劇すげーってなるけども、まぁそこから先の話もたくさんありますが、それはまた別の機会に。



ワークショップの内容は、まぁいつもの再現のワークショップ。

もう100回はやってるんじゃないかな。目をつぶっても多分できる。嘘だけど。

まぁ毎回楽しいけど。今日は結構丁寧に進めて、再現のバリエーションまで。

13時半終了。



その後、15時過ぎまでインタビュー。今回のワークショップの話と、秋の新作についても聞かれて話す。

韓日の歴史の話や終戦70周年の話、東日本大震災セウォル号事故の話も聞かれたので、話す。

日本では誰も聞いてくれないからね。



インタビュー後、やっと昼ごはん。韓定食。お腹に優しいトゥクプル。




夕方からコ・ジュヨンさんと待ち合わせして5月のアンサンでのプロジェクトの打ち合わせ。

こちらは昨年12月に文化交流使として来た時のプロジェクトの続編。

まぁ文化庁からは続編に関しては何の援助もないけど(笑)、どころかいまだに12月のギャラも費用も支払われてなくて、軽く国際問題になってるけど(笑えない)。何ヶ月経ってるんだろうねぇ、どうなってるんだろうねぇ。

5月にコ・ジュヨンさんが制作しているプロジェクト、「アンサン巡礼道」に参加します。総合演出は12月に一緒にセウォル号関連のいろんなところに行ったユン・ハンソルさん。

アンサン(安山)はセウォル号に乗っていた高校生たちの町です。

ハンソルさんの劇団GreenPigの他にもアーティストが参加します。今日は演出家・振付家のミンジョンさんとメンバーのヒュナさん、詩人のシン・ボソンさんにも会う。

聞いたらよく俺の作品に出てもらってるテッキもミンジョンさんの作品に出るらしく、テッキも合流。

ハンソルさんが仕事で抜けて、とりあえずサムギョプサル、テンジャンイェスルの隣奥の店へ。

おばちゃんが超激しくて面白かった、しゃべり続ける、喋ってない時は歌い続ける。

肉の写真撮ってたら、写真撮ってる場合じゃないからにーちゃん、早く肉ひっくり返さないと、何してんだ、みたいな。

4.16のデモにはさすがにみんな行ってたみたいで。報道と実情の違いが案の定すぎて。。。日本では暴力デモと化したため警察が実力行使したみたいな話になっちゃってるもんなぁ、、、



本当、5年前くらいまでは日韓共にこんなに暗い話にはならなかったのに、、、なんでこんなことになっちゃったんだろうか。

政府が国内で下手打って、人気取りのために日本(韓国)を批判して、それが日本(韓国)に報道されて、関係ない国民が仲悪くなるという、このパターンも何とかして欲しいわ、マジで。

韓国で歴史や領土の話を政治家がしても、基本日本に対しては言ってない。日本人が勝手にそれを勘違いしてるだけだ。

橋下が慰安婦の話を韓国に向けて言ってないのと同じ。それくらいは現代東アジアの一般教養として知っておいて欲しい。



店を変えて、仕事から戻ったハンソルさんに作品のことを色々聞く。

近代化の代償、隠蔽体質、国家システム、被害者、告白、などのキーワードを拾う。

観客100人が町を4時間かけてツアーする作品です。

とりあえず、日本から持ってきたブツは役に立ちそうだ。まぁ、防護服です。

4/19日 久々に息子と。

4/19日 久々に息子と。

仕事の無い日くらいは息子のことだけ書こう。

FBとかツイッターだとなかなか子供の写真ばっか載せにくいし。

ここならまぁいいんじゃないかな。親バカエントリーも。

朝福井を出て新大阪経由で笠岡へ戻る。

お宮参りもできてなかったので、午後からお食い初めとお宮参りの写真をとる。


ごちそうです。


興味はありそう。


歯固めで石も食べます。


続いて写真館へ。息子、ハードスケジュール。

なんとか着替えて。

おしゃぶり大活躍。

ザ・お宮参り!

家族三人でも撮ってくれました。両親超私服ですが。

久々にお風呂にも入れる。

お風呂上がり。携帯のカバーが気になるようで、結構カメラ目線してくれる。

次会うのは二週間後、首が据わりきってる頃かな。

明日からは、ソウル、シンガポール、アンサンです。父ちゃん頑張ってきます。

4/18土 プレ稽古最終日

4/18土 プレ稽古最終日。


昼の部。

舞台を使っていろいろ雑談やままごとをためしてみる。

夫婦喧嘩チームと嫁姑チームに分かれてままごと。

夫婦喧嘩がなかなか喧嘩にならない。

参加者の一人に稽古にまで来て嫌な気分になりたくないからやりたくない、と言われる。

あと、市民劇を作ってると毎回あることだが、これこのままで作品になるんですか?的な話になる。

まぁできます、と言うしかないんだけども。

これまでの市民劇や作品の映像などを見せて説明する。

演劇は台本があってそれを毎日積み上げていくものだ、という偏った演劇観を解くためにやっているようなものなので、まぁいつものことといえばいつものこと。

そして、いつも終わったあとには、絶対作品にならないと思ってたのに、ちゃんと完成して信じられない、とも言われる。

まぁこれぞ市民参加劇。全力でやるしかないのです。

演劇の良いところをもっと広く知ってほしいのです。演劇LOVE。



ただ「カルメギ」を一部観てもらって「これって反日?」って言われたのは、多分一生忘れないだろーな。

本人は悪気はなかったと思うけど。こう簡単に言わせてしまう風潮を久々に目の当たりにしてびっくりした。

じゃあ、まぁ反日なのかな。

韓国や中国を根拠のない純粋民族思想で嫌い、各国の外国人を傷つけ、日本の地位を世界的に貶めようとしている日本人に対しては反対の気持ちですから。

一応、文化庁に任命された東アジア文化交流使の第1号なんですけどね、私。

この8年間、結構韓国で頑張ってきたんだけどな、少しでも日本が認められるために。

まぁこれからそういう時代を生きていくわけですな。

明後日からも韓国に行きます。日本のために頑張ってきます。



夕飯は、ソースカツ丼と越前蕎麦というゴールデンコンビ。

ヨーロッパ軒以外で初めてソースカツ丼食べたけど、結構違うものなのね。

今日のは結構普通のカツだった。まぁ美味いけど。



夜の部。

昼のことがあったので、夜も作品の映像などを少し見てもらう。

中埜さんにバトンタッチして身体的なことをやってもらう。

最後に昨日の「空を見上げる」のテキストと動きでシーンができる。

ほぼこれでラストシーンいけるんじゃないかな。



終わってAgitoで中埜さんと軽く談笑。

今週のプレ稽古でかなりパーツは出揃ったので、GW明けからの本稽古で組み立てます。

相変わらず台本はないだろうけど、でも台本にしてもいけそうなところもありそうだ。

演劇経験者も初体験の人も良い塩梅で、なかなか良いメンバーが揃ってます。

しかし、人が空を見上げる姿というのは不思議な魅力がありますね。



高松、富士見、福井と市民参加作品が続きますが、今後は今のところ市民参加劇の予定は無いのでいい作品にしたいところです。

ふるさと福井ですからね、気合はかなり入ってます。

主婦をキーワードに、家族、そして人が生きていくことの演劇になると思ってます。

まぁ全ての演劇は、人が生きていくことを描いているのだけど。



明日は、息子生誕3ヶ月、100日目には一緒にいられないのでお食い初めします。

久々に1日だけ妻子に会えます。

4/17の昼と夜

4/17金

昼の部

昨日の夜のテーマ「結婚の良し悪し」を昼間のメンバーにも聞いてみる。

昨夜とは打って変わって、良いが優勢。

まぁ昨夜も結婚が悪いものだということではないんだけども。

初恋の話、プロポーズの話、結婚式の話など、そういえば今まで出てなかった話も。

恋愛と結婚の関係も、20代前半で結婚するのと、30前後で結婚するのでもだいぶ違う。



気になったトピック。

子供を若いうちに産んで子育てとともに母親も成長する。

奥さんが50歳で、旦那が5歳下か、5歳上かで、旦那の定年に10年違いがある。

結婚当初は旦那が若いと苦労もあるけど、定年までの違いがデカイ。

子供の宿題をどう癖付けするか。音読カードをちゃんとやることは大切。

子育ては介護と違って成長がある。

19で娘を産んで、その娘も19で子供を産んでいる、38歳のおばあちゃん。



今日もトピック挙げたらキリがないくらい充実のインタビュー。

子育て相談のエチュードもやってもらう。さすがのリアリティー

このリアリティーはなんとか本番に取り入れたい。




夕飯はラーメン、二度目の多弐家。醤油も塩もなかなかうまい。



夜の部。
「空を見上げる」というテーマで作文を書いてもらう。

自分のを読んでもらったり、他の人のを読んでもらったり。

読むのは人のを読んでる方が面白かったと思う。

テキストとの距離があった方が広がりがあるなぁ。

中埜さんにバトンタッチして、作文を元に動きを作る。

これも面白かった。背景がある動きはやっぱ見てても広がるなぁ。

見上げる姿というのは、良いなぁ。見上げる前も、見上げた後も良い。



今回は福井芸術・文化フォーラム事務局長こと、boundの演出家の中埜さんに、久しぶりに現場復帰してもらいます。

お楽しみに。



終わって中埜さんと世界のビールを飲みながら作戦会議。

今週二人で見てきたものって、なかなかすごいなぁ。

もうコンビニのレジのおばちゃんとか見ても、パートかな、同居かな、お子さんはいくつくらいかな、とか、

その人の背景が気になりすぎる。

という体験をお客さんにしてもらえれば良いんじゃないか、ということですね。



明日でプレ稽古は最後。舞台で稽古できるので、今週やったことを舞台でいろいろ試そう。

4/16木 タイムリーな夜

4/16木

まずは、4.16である。

セウォル号沈没事件から1年。

追悼。

昨年12月に訪れた、船に乗っていた檀園高校の彼らの教室です。

この景色が10クラス続きます。

GWに韓国安山で参加する作品はツアー型作品で、この教室もルートに入っています。



福井は二日前は高浜原発再稼働差し止め判決で裁判所前が盛り上がってましたが、昨日からはいつもの感じです。

地元は、まぁなかなか再稼働反対を無邪気に声高に叫びにくいところもあるようです。

まぁしかし、福島に少しでも関わりのある身としては、福井まであんなことになって欲しくない。



で、今日も昼の部、夜の部とワークショップ。まず13時から昼の部。

今日もまた新たな主婦の方から話を聞く。

と言ってもね、あれなんですよ。福井県は三世代同居率全国2位。共働き率全国1位なんです。

基本的には、夫婦で働き、子育てはおばあちゃん、というのが福井スタンダード。

いわゆる主婦、というのは少数派なんですね。

今週号のAERAがタイムリーだったので買ってみたけど、福井には全く当てはまらないことばかり。
朝日新聞出版 最新刊行物:雑誌:AERA:AERA 2015年4月20日号

待機児童とか、東京とか一部の都市だけの、日本の一部でだけの話なんだよなぁ。


子育てだけしてると、なんで働かんの?身体でも悪いんけ?と言われるのもザ・福井。

そして、母親にはあまり子育てが出来なかったという思いもあるそうです。

今日も共働きのお母さんから、主婦をやってみたかった、というお話もあった。

そして、その思いがおばあちゃんになってからの子育てのモチベーションにもなっているようだ。

自分の子供はあまり子育てできなかったから、孫はちゃんと育てたい、という福井子育てサイクル。

まぁそういうご家庭ばかりではないが、これが、いわゆるザ・福井の家庭像。

おばあちゃんが子育て相談に来たりもするそうです。

おばあちゃんになってから、初めての子育て、というのも珍しくない。

むしろ、おばあちゃんになって初めて主婦になれる、とも言えるかもしれない。

自宅ではなく、おばあちゃんちの学区の小学校に通う子も多いそうです。

朝子供をおばあちゃんちまで送って、仕事行って、おばあちゃんちに子供迎えに行って、自宅に戻る、という。

少なくとも自分が育った関東ではほとんど聞いたことのない話。

今日は核家族で主婦の方の話も聞けた。

町内会で開いた女子会の話や、町内の草むしりでおこるコミュニケーションなど、興味深い話ばかり。

作家だったら戯曲のネタの宝庫だろうなぁ。

草むしり、女子会を再現してもらったりもして昼の部終了。



夕飯に片町の中華屋に入ったら、店の奥が隣の中国スナックと繋がってて、普通におばちゃんホステスが行き来してた。



夜の部も、人数が少なかったので、「結婚」に絞って話をしてもらう。

人数の割に未婚、既婚、離婚歴あり、の多様なメンツで今日もかなりディープな話。

歩きながら、見上げながら、リレー形式で話してもらったりして終了。

やっぱり本当の話の力はすごいな。

でもこれ、自分が独身だったらまた違う聞こえ方したんだろうなぁ。



終わって、西武の向かいにある洒落た定食屋で夜ごはん。

マスターと、カウンターのお客さんと少し話す。

カウンターのお客さんは出張できていて、なんと新座に住んでるのことで、ららぽーとの話も。

某新聞の記者で、福井の第三子から保育料無料という取り組みを取材しに来たそうだ。

これもタイムリーな話だなぁ。

ちなみに離れたテーブルにいた二人組のお客さんは関西電力の人だった。

なかなかタイムリーな夜である。