一旦ルーマニアのことを。

6月に下書きしたのですが、放置してしまってとりあえずルーマニアのことを駆け足で。

 

下書きした分ーーーーーーー

 

ルーマニアのクライオヴァという街に行きました。

あ、東京デスロック『Anti Human EducationⅥ 〜トイレを巡る修学旅行〜』も無事に終わりました。

ご参加いただいた皆様ありがとうございました。

 

 

実は2021年にとある国際スポーツイベント関連の企画でヴィヴィアン佐藤さんのヘッドドレスワークショップを開催する予定だったのが、そのイベントが無観客になってしまったのでワークショップも無観客(!?)でやることになり、ドキュメントを残すだけになってしまったこともあり、今回は時間短めのミニワークショップでしたが、ヘッドドレス作りもできて大満足でした。

 

www.youtube.com

 

んで、ルーマニアに来てるのですが、インターナショナルシェイクスピアフェスティバルを観に来ています。一応仕事です。

なぜかクライオヴァに行くならクライオヴァの空港だろうと航空券を手配したら謎の乗り継ぎになってしまい、33時間かけて羽田ー上海ーロンドンーミラノークライオヴァへと辿り着きました。

途中ミラノで9時間のトランジットがあったので、駆け足ミラの観光もしてきました。

羽田でセブンイレブン食べ納め。

 

海浦東空港。初中国入国。

3時間のトランジット。とりあえずビール。

 

この空港のWi-Fi、空港のホームページしか見れず。

そうだった、自由なインターネットのない国だった。

 

ということで、やること無さすぎて、さらにビール。

 

上海ーロンドン便が1時間遅れると聞いていて、そうなるとロンドンでの乗り継ぎ2時間半のところが1時間半になり、ちょっと厳しいなと、半分諦めかけてたのだが、結局予定通りに飛んでくれて助かった。

無事12時間のフライトを経てロンドン着。

こちらも初イギリス。

ヘロヘロです。

無事にLCCでミラノへ。

無事到着、初イタリア!今回初めて行く国ばっかり!

友人平野氏に教えてもらった初めてのミラノおすすめコースで駆け足観光!

 

まずマルペンサ空港からバスでミラノ中央駅へ。

なぜ今自分がこんなところにいるんだろう、用もないのにミラノにいる、、、

地下鉄でドゥオーモ駅へ向かう。

 

無事に切符も買えた。けどクレジットカードでそのままスイカみたいに乗れるようで、この後は全部クレカで乗りました。

 

ドゥオーモ!!!今回は駆け足観光なのでとりあえず外見だけ。

笑っちゃうくらい観光客で広場が埋まってました。

 

そして周辺を観光。

路地入るだけで楽しいですね。

もう道歩いてるだけで観光ですね。

 

路地にあった教会に入ってみても、まぁ素晴らしい。

また来ます、今度はもっとちゃんと調べたりして観光します。

ミラノ、全く興味のなかった街で、ホントすいません。

サッカーとか好きだったらまた違うんだろうなぁ。

でもイタリア料理は好きです。ガチめのイタリアンでも働いてたし。

やっぱミラノのピザはフカフカで美味しい。

あとは興味のあるところを巡る。

 

さすがにエスプレッソも飲む。bono!

 

夕方から突然の雷雨。駅で傘売りまくり。

 

空港行きのバスも長蛇の列で(雷雨は関係ない?)、チケット買ったのに乗れない人続出で運転手とめっちゃ揉めてた。

2台待って無理かなと思ってたら、運転席の横の助手席に乗せてもらえました。

バスで無事ベルガモ空港へ。

初めての国で一人で別空港に移動もなんとか無事に成功。

これでも羽田から東京で観光して成田に移動だったと考えると東京は空港へのアクセス相当悪いよなぁ。

無事ベルガモ空港へ。空港はまぁ都市部であればどの国もあんま変わらない。

 

空港価格とはいえ、このピザの切れ端みたいなの、9.7ユーロです。

今1ユーロ170円ですから1649円ですって。これが現実です。


ミラノークライオヴァ便も結構混んでた。

搭乗口でパスポートチェックのお姉さんが、オージャパニーズと珍しがってた。

確かにこの便に日本人が乗るのはかなりレアだろう。

 

いざクライオヴァへ!

 

2時間弱であっさり到着。


ーーーーーーここまで

まだクライオヴァについてなかったか、、、

クライオヴァは素敵な街でした。

 

スペースがあれば絵が描いてある。

 

 

ヨーロッパの古い教会は良いですね。

 


肝心のフェスティバルですが、ここがメイン会場。ナショナルシアター。

ロビーには過去の上演のパネル展示(逆光、、、)。

シェイクスピアさんもいました。

 

唐組の「オフィーリア」

りゅーとぴあの「リア王

写っている河内大和さんのカンパニーが先週フェスティバルで上演していて、フェスティバルスタッフからもとても評判が良かったです。

 

とにかく町中の劇場やスペースで、シェイクスピア演目を2週間で300公演、だそうです。

 

メイン会場の他には、牧場につくった野外劇場がとても良かった。

椅子が藁です藁。

イギリスの劇団の「お気に召すまま」を見ました。午前中でお客さんもほぼ身内。

楽しかったー。

 

野外でやると、かなり周りの環境の情報が多いので、シェイクスピアのセリフくらい長く朗々と語るセリフじゃ無いと、舞台に惹きつけられないということがなるほどよくわかりました。

今更ですが、ギリシャ演劇にしても、シェイクスピアにしても、外で上演していた頃の戯曲は、その上演の環境が文体に直結してる。それを室内でやろうとすればそりゃ齟齬生まれるよなぁ。

 

あとはフランスのカンパニーのダンス版?「ロミオとジュリエット」とイギリスの劇団の精神病患者をモチーフにした「真夏の夜の夢」、あとなぜかアカペラトリオのコンサートを観ました(シェイクスピア関係ない)。

 

アートスペースで、プルカレーテさんの展示もしていました。ルーマニアですから。

 

そして、最終日に観たロベール・ルパージュ演出の「ハムレット」が最高に面白かった。ここ数年見た中でおそらくNo. 1。

出演者は全てバレエダンサーでセリフは一つもなく、それでもダンス作品ではなく、役を踊るバレエダンサーによる真っ当な演劇でした。

ダンスか演劇かの話をする時に、演劇は人間、ダンスは身体、演劇は人間の悲しみを表現できるが、ダンスは悲しみそのものになれる、と説明することがありますが、今回の「ハムレット」は、ダンスであくまで人間を表現していて、そしてそれができるのは日頃から役を踊っているバレエダンサーという、考えてみたら当たり前のことですが、あらためてバレエダンサーのポテンシャルにも気づく最高の体験でした。

手法に興奮したのはいつ以来だろう。初めてク・ナウカとかチェルフィッチュを見た時のような久々の興奮でした。

どこかで挑戦してみたい。ダンスを使った真っ当な演劇。

この「ハムレット」日本には来ないのかなぁ。

 

滞在中は、美術館行ったり、博物館行ったり、植物園行ったり、動物園行ったり、観光も楽しみました。

植物園のトイレ。ピクトグラム最高。

動物園はもちろん爬虫類館目的です。


基本的にはフェスティバルの視察だったんですが、肝心のディレクターとの打ち合わせが流れてしまって、まぁオンラインで打ち合わせしてるから良いっちゃ良いんですが、本当に演劇見て観光だけして終わるという、なんとも贅沢な滞在でした。

 

そして、帰路、朝4時にホテルを出て、ルーマニアーイギリスーオランダー中国ー日本と、またもや30時間越えの空の旅へ、、、

出国する時に、なんでクライオヴァからロンドン行きの早朝の便に日本人が?みたいなリアクションで、お前どっから来て何しに行くんだって聞かれたので、クライオヴァにはミラノから来たけど、これからロンドン、アムス、上海を経由して30時間以上かけて東京に帰るんだって言ったら、「Beautiful !」と笑顔で返され、無事出国。

まずはロンドンへ!トランジットは8時間!

行きは空港滞在だけだったので初めてロンドンに降り立りました!ちょっとミラノとはテンションが違います。あの人もあの人もあの人も住んでいたロンドン!

どこ見ても絵に描いたようなロンドン!まるでロンドンに来てるみたい!

さて、行きたいところだらけの上に空港も移動しなくてはならず、でも初めてのロンドン、ということで、イギリスで観光業をしている最強の友人に諸々調べてもらい、最強のルートで観光&空港移動することができました。

 

真っ先に行ったのは、そりゃあここです。

親子連れが中入って行ったので後ついて中にも入ってみたら、思いっきり関係者以外立ち入り禁止(写真撮ったエリアも)で、やんわりと注意されました。

さすが、警備員も感じ良い。

 

そしてこれ!めっちゃ嬉しい!高校生からの夢が叶いました、、、

周辺の写真撮ってたらアイルランド人の若者が声かけてくれて、お互いに撮り合って、お互い最高じゃん!と盛り上がってインスタ交換して別れました。

 

お次はジミヘンとヘンデルが住んでいたアパートへ。

しかしこの2人すごい組み合わせ、、、

 

まずはヘンデルエリア。

 

ヘンデルエリア、一番テンション上がったのはこれ。

 

そしてジミヘンエリア!


ジミヘンの部屋の窓から。


ジミヘンも昇降した階段の窓から。

 

堪能。


各部屋にスタッフがいるんだけど、「あなたはヘンデル派?ヘンドリクス派?」って聞かれて、おしゃれすぎるだろ!さすがロンドン!おしゃれExperience!

そして、ルーマニアの英語と、英国の英語、全く別物、、、早すぎる、、、全くついていけませんでした、、、そういえば英語ネイティブの国来るの初めてだった、、、


からのー

 


からのー!

 

しかし全品日本で買うのの半額ですわよ奥様。

 

店に滞在できる時間は15分のみ、しかしここには渡航直前に財布を無くしたリベンジを果たしに来ているのだった。

半額といえど即決で大奮発。めっちゃかわいい。


やったりました。

むしろこのための旅だった気がします(嘘)。

 

無事にルートン→ガトウィックへの空港移動も果たし、アムステルダムへ飛ぶ。

 

予定でしたが、、、飛行機乗り込んでから、全然離陸しない、、、予定時間を1時間超えても飛ばない、、、いやいやアムスの乗り継ぎ結構シビアなんだけど、、、アムス到着予定時間を過ぎてようやく離陸、アムスでの乗り継ぎ一時間無い、、、

 

アムス近辺の海上風力発電機、さすが風車の国。

 

アムスからの飛行機はウェブチェクインができずにどうしたものかと思ってたら空港内の乗り継ぎエリアでチェックイン機があり、空港内常にダッシュでなんとか上海行きに乗り込む。寿命縮んだ、、、

 

上海からは無事に東京に戻れました。

 

今回の旅程は、ルーマニアブカレスト行きではなくクライオヴァ直行便に乗ろうとした(ブカレストからクライオヴァまでは200キロ離れていて車で3時間以上、、、)ため、謎の4カ国経由になってしまって、諸々あってできるだけ安く抑える必要もあり、乗り継ぎ失敗は許されないハードコアな旅程だったのですが、全くお勧めしません。

乗り遅れの保険だけは入っておきましょう。

長々とありがとうございます。

 

次は、7月8月の二ヶ月で5演目公演というこれまでハードコアな日々を綴ろうと思います。