時は流れて

すっかり時は流れ、『長崎なう』は無事に終了しております。

それはそれは大変な現場でしたが、良い公演になったと思います。
すくなくとも、企画立ち上げ当初やろうとしていたミッションはクリアできたんじゃないかな。
合併を重ねた長崎市、中心部だけではない長崎市に住む人たちの姿と彼らの演劇を通じて、長崎に今住んでいることを愛でたい。ということを目指して作りました。
田上市長も観劇後お会いできて、作品を喜んでくれました。

ホール以外の場所での地域CMも面白かったなぁ。
映像が出来上がるのが楽しみです。


短めですが、こんな様子です。
ホールにたどり着くまでに各部屋で各地の催しがあり、ホールに各地で作った作品が集まります。

ちなみに、企画の全貌はこちらで大分掴めます。

この男の子は、ワークショップ初日は、「つまんないー、やりたくないー」とか言ってたのが、まぁ変わるもんですね。


いやーしかし、出演者70名、うち子供30人、なかなかハードな現場でした。
一緒に作った福田さんの問題処理能力がハンパ無かった、すごい。
観た人、参加者のこれからの長崎での生活が豊かになることを願ってます。


もちろん打ち上げも朝まで。
部屋に戻り、2時間で荷造りと片付け、そのままソウルへ飛びました。

無事に東亜演劇賞を受賞してまいりました。


立派なトロフィーです、何モチーフなんだろうか。


韓国のニュースでも取り上げてもらいました。
http://news.ichannela.com/culture/3/04/20140127/60443805/1


日本でも毎日新聞と民団新聞が載せてくれました。


スピーチは、ガチガチに緊張しましたが、なんとか言いたいことの半分くらいは言えたかなぁ。

ソウルには3日滞在し、1/30帰国。
1/3以来、久々の我が家。




1週間くらいどっぷり休み2/7より『RE/PLAY DANCE Edit.』のクリエーション。
ホント楽しみにしていた作品なので、本番終わるまでずっと楽しかったな。

もうみんなリハーサルから超カッコいい。

そして本番もみんな超カッコいい。

この景色が、何の形の指示もポジションの指示も無く現れるなんて素敵。
そして、ちゃんと毎ステージ出来るなんて素敵。

構成は東京デスロック版と同じ。
これが全容です。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
●冒頭 約4分
ポーズ、倒れ。
最初の3ポーズは、ポーズの間にニュートラルの状態を入れる。
3ポーズ以降はポーズから次のポーズへ連続しても可、倒れ、移動も可。
踊ってはいけない。

TSUNAMI 1回目
曲が流れたら各自による振付けに移行
踊ってはいけない。

TSUNAMI 2回目
1回目と同じ各自による振付け
踊ってはいけない。

●オブラディオブラダ ×10回
1回目にインプロで動き、2回目以降は再現を目指す。
忘れてしまった部分は新たに動き、次回以降その反復を目指す。
反復と更新を繰り返す。
7回目までは踊ってはいけ無い。
8回目以降、反復して来た動きをベースに踊りにしていく。

曲間の秒数の目安は
15、15、15、15、5、30、15、10、10(秒)
状況によって多少変更有り。

オブラディ終わりで客席を見る。
息の乱れは隠さずに、徐々に整える。

再びポーズ、2ポーズ以降は移動、倒れ有り、きたまり切っ掛けで未来の打ち上げの会話。

会話の流れ
『乾杯〜疲れたね〜次回の予定、伊東、岩渕〜店員料理持ってくる〜紹興酒注文
 〜このメンバーで集まること無いよね〜バオバブ出してよ〜ユニゾンできますか?
 〜遠田さん飲み過ぎ〜会計〜遠田さん8000円〜店の外、桜木町日ノ出町へ別れる』

●ミス・パラレルワールド
各自による振付け
踊って良し

●ラストダンスは私に
パラレルワールドと同じ振り付け
踊って良し

●GRITTER ×3回
各自による振付け
踊って良し

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


まぁこれだけをやっても作品にはなりませんが、まぁでもこれだけの作品でもあります。
変わらず繰り返せないことを取り扱った作品です。

京都版でもそうでしたが、ダンサーとの作業はやっぱ楽しい。
みんな面白いなぁ。

踊ってはいけ無いという指示が出てますが、踊ってはいけ無いわけではなく、踊ってはいけ無いと言う指示を受けたダンサーの身体が見たい、というSっ気です。
もうだって、舞台上に存在するだけで、それはもう踊り、とも言えちゃうし。

俺は振付けできないので、全て各ダンサー自身が振りつけ。
一時停止と倒れを入れるという指示があるだけです。
各自が踊りと向き合ってもらえると良いなという感じです。
あともともとの「再/生」のコンセプトである、お互いに干渉しない、断絶の集合ということでもありました。

これが演劇作品かダンス作品かはわかりませんが、普段演劇やダンスをやってる人たちのそれぞれの技術を使って作った舞台芸術作品、というだけでも良いかなと思います。

しかし演劇はやっぱ物語なんだなぁと改めて感じた。
ダンスは、身体。

演劇も身体を使いますが、身体を使って物語を見せる。
ダンスは、身体を使って、身体を見せる。

という要素もあるだろう。


こちらも朝まで打ち上げ。
色々ダンスの話が聞けて楽しかったなー。


しかし、本番期間中の雪にはまいった、、、


朝帰宅し、ちょっと寝て荷造り、高松へ。夜から稽古一日目。
現在は、高松にて2/23本番のリーディングを作っています。
戯曲は、柴君の戯曲講座から生まれた戯曲です。
引き続きがんばります。