4/2〜5の徒然

4/2水
授業はお休み。
お昼にドゥサンアートセンターとのミーティング。
の前に、ランチ。

PDの案内で劇場近くのお肉屋さんがやっている갈비탕(カルビタン)の店へ。


この奥が食堂になってます。

メニューに육회비빔밥(ユッケビビンパブ)があったので、迷わずそちらを注文。
韓国に来て食べ損ねるわけにはいかない。

美味しく頂きました。


で、服部さん、ギウンさん、PD達とカルメギの日本上演の打ち合わせ。
予算はウォンで立ててるので、0が多い、ほんとに。
まぁでも予算規模もかなりなもんなので、いやはや、大変ですが、1000万円なんて、あっという間ですな。
いろいろ洗い出して、残りは明日に持ち越し。


劇場が預かってくれてた東亜演劇賞の賞状の日本語版をもらう。
わざわざ作ってくれるなんて嬉しいかぎりです。



夕方、なぜかドゥヨンと卓球。대학로の탁구장へ。
途中からジョンスンも合流。2人ともスゲー上手い。

一本も取れずに惨敗。
秋に来た時は卓球キング夏目を投入しよう。


汗をかいた後はビールと肉。
サムギョプサルならぬオーギョプサル。




4/3木
授業。微妙に遅刻。
まだハングルの読み書き。今日はパッチム
しかし、ダブルパッチムはやっかいだな。
例外が多すぎる。まぁその都度覚えてくしか無い。


授業後、ドゥサンアートセンターへ。

時間がなかったけど超速で昼食。
굴국밥 牡蠣です。


で、打ち合わせの続き。
予算、スケジュールなど大分まとまる。
韓国側の助成金がフレキシブルに使えて良かった。
日本の助成金って使い道が結構限られててけっこうキツい。
まず、俳優のギャラに使えないって、なんなんだか。
あと、赤字じゃないとダメとか、公演終わってからじゃないと支払われないとか。
韓国の助成金は事前に支払われるそうで、当然公演前に助成金支払い関係の仕事が多くなるそうだ。
あと、クレジットカードの利用で支払うと言うシステムもあるそうだ。
日本はセゾンはかなり使う側を考えてくれてるけども、まぁもらっといて文句言ってもしょうがないけど。


カフェで仕事して、帰宅。




4/4金
授業。チャイム丁度に到着。
部屋から教室までドアtoドアで地下鉄使うと45分くらい。100円くらい。
タクシーだと30分。1000円くらい。
今のところ3日連続でタクシー通学。
15分早く起きればという話だけども、まぁそれが出来てたらこんな人生にはなってないだろうな。



授業中、印象的なことが起きる。
クラスメイトに一人だけ在日韓国人の女性がいるんだけども、クラスの中では遅れている方で、まだハングルを読むのにも時間がかかるくらい。

今日の授業では韓国語で自己紹介をしてみようというのがあって、じゃあまず、名前を言ってみようといって、「私の名前は〜です」から始まったんだけど、その次に、「私は(国名)人です」というのがあって、一人一人順番に先生が「あなたはどこの国の人ですか?」と聞いて、生徒が答える、という流れだったんだけど、順番の最後が在日の子で、ハングル読むのも精一杯だから、多分在日韓国人という韓国語も知らないだろうし、そもそもその質問の答え方難しすぎるし、どうするんだろうかと思ってたら、彼女もどう言っていいか悩んだ後に、日本語で「在日韓国人です」と答えて、その瞬間、色んなことが頭を巡った。彼女の韓国語習得は応援したい。

その後先生が韓国語で在日韓国人は재일교포ですよって教えてくれて、재일한국인じゃないところがさすがだな、でも他の国の生徒は、彼女が韓国人で、でも韓国の韓国語学校でハングルを読むところから始めてることとか良くわかってない感じで、先生が彼女は日本で育っててみたいな説明を簡単にはしたんだけども、これはなかなか簡単には説明できないよな。日本人の生徒も居るし。

授業の後半に生徒同士で質問して答えるみたいなくだりがあって、在日の彼女はその時はほとんど気付いた人いないだろうけど、일본사람、日本人って答えてたな。
まさかこんな初歩の授業でこんな現場に直面するとは。「あなたは何人ですか?」って、難しすぎる質問だ。。。。


とりあえず、クラスメート10人の国籍がはっきりした。

中国 2人
シンガポール
インド
カナダ
タイ
日本 3人
韓国 

でした。

授業は、読む、聞く、話す、書く、を結構バランス良くやってくれている。
上のレベルのクラスに移動、みたいな話は最初のテストのとき以降されてないけど、どうなってるんだろうな。
でも、話すのは得意だけど書くのが全然ダメなので、初歩のクラスで物足りないというのはあるんだけども、これはこれでいいかもしれない。
とりあえず、強制的にハングルに慣れる。
週明けは、聞き取りと書き取りをやるそうだ、안녕하세요とかだけど、いや、でも書くのは難しい。
새と세なんて韓国人でも聞き分けられないというのに、、、




授業後、ソヨン、ミンジョン、ホンイ、服部さん達とランチ。
ソヨンから卒論をもらう。こちらも、俺の演劇について。
韓国で自分の作業ついての論文がもう2つも書かれたことになる。
すごいなぁ。


夕方にドゥヨン、ジョンスンと野球を観に行く。

球場前は出店が結構出てて賑やか。
韓国のプロ野球は、女性もたくさん観にくる。虎の耳付けてることか結構いた。

日本と違って応援席が内野席にある。
そのため外野席が寂しい。まぁ選手には近いんだけど、どっちがいいかなぁ。
やっぱでもホームランは応援席に叩き込んで欲しいよな。

騎亜の先発がホールトン。
あれ?ホールトンってあのホールトン?って調べてみたら、やっぱりジャイアンツにいたホールトンだった。
韓国球界に来てたのか。



ジョンスンは騎亜タイガースのファン、さすがの正装。



日本でもイニングの間のキスイベントとかあるけど、なんとビールの一気飲み対決してた。

これは日本では絶対無いやつだな、、、



試合は初回から騎亜ムードで6対0で騎亜圧勝。
最終回はなんとスタンドで手持ち花火。
これも日本じゃ、ドームじゃ絶対できないやつだ。



そして、ヒーローインタビューはホールトン!


活躍を見れて嬉しいなぁ。
韓国でもがんばれホールトン!!!


しかし、この日は気温が急激に下がり、寒かった、、、、




4/5土
土日は授業はお休み。
久々にたっぷり寝て、국립극장国立劇場へ。
ユンジェが出ている、鄭義信さん演出のベニスの商人を翻案した新作「歌うシャイロック」をギウンさんと観る。

タイトルの通り、シャイロックをフォーカスして、ユダヤ人差別やジェンダーの差別などを扱っていた、模様。
いかんせん、言葉が、肝心なところがわからない、、、

台詞劇はさすがに無理だなぁ。でも、こういう場にいると色々考えられるので貴重な時間。
今年はシェイクスピア生誕450年なので、日本もそうだけど韓国もシェイクスピア上演が続くそうです。

テハンノでご飯食べて、最寄り駅に戻ってカフェでこれを書いている。


一人で飲みにいこうか迷いどころだ。
チェルフィッチュの面々が今日ソウル入りしたようだ。
岡田さんは野球を観に行ってるそうだ、惜しい、一日ズレたか。


とりあえずソウルでチェルフィッチュの「地面と床」を観るのは楽しみだ。
あの作品を日本語圏外で観る、しかも語学留学中に、こんな良い体験は無いだろう。
韓国人の友達にも面白いから観ろと言ってるんだけど、2日間しかないのでチケットが取れないみたい。