軽く六日目

もう軽く書こう、Twitter気分。

今日は稽古は昼間だけ。

いかんせん俳優に台詞が入ってない。
来週はもっと追いつめよう。
日本人同士の感覚で俳優信じてるとダメだからね。
ので、全く稽古にならず終了。

夜は韓国で滞在製作してる長谷川寧君と通訳の子と念願のサムギョプサル。
いろいろ話す。
寧君のプロダクションは、結構大変そうだ、かなり苦労している。
でも、韓国で作るのは、そういう苦労は絶対あるだろうな。
運良く俺はあまり経験してないけど、そう言うことが起こりうるのは容易に想像がつく。
簡単に観客に媚びることとか要求されたり。
外国人の作品ということで、いつもの韓国の作品とは違う現象が観客との間に起る、ということを想定してくれてないと本当にキツいだろう。
せっかく外国人と作るのに、韓国の文脈で観客からの評価を守ろうとコミットしてくる、というのは本当にくだらない。
外国人と作ることを自慢して国内での評価を上げたいだけだろう。
でも彼らはそれが本当に正しいと思ってる。観客が目の前の実際見に来る韓国人だけだと思っている。作品の射程距離が狭いというのは致命的だ。
そういう相手も居るということを、日本人ももっと知らないといけない。

ここ数年色んな日本人の友達が韓国で活動してるけど、それぞれが見ている韓国、韓国人は、相当違うだろう。
当然日本に来ている韓国人アーティストにも言えること。両国で同じことが起きてる。
日本で公演したことあるという韓国人と会って、閉口したことは結構ある。
それでも東京で公演したことになるんだよね。日本側の問題も多い。

ただ、まぁでも、韓国だからどうこうとか考えないようになるのが一番。
それでいったら関西だって外国だし、九州なんて本当に同じ国とは思えない。
フランス人でも韓国人でも九州人でも関西人でも、東京人でも、家族でも恋人でも夫婦でも、別に、みんな同様に、同じ感覚を持ってて、違う感覚を持っている、っていうだけ。

どこでラインを引くかはそれぞれ、好きなところで引けば良い。

ただラインが無いと思うのはやばいけどね。
自分と同じように感じてくれるはずだとか、思ったらダメ。
自分以外は、絶対自分と同じように感じてくれない、から良いんです。

全然Twitter気分じゃなくなっちゃったな。
でも今日はここまで。明日は韓国のお盆。
稽古も無いし、街も静かだろう。

そして、ソウルも大分寒くなってきました。